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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0914話
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っている根拠の軍事力が消え失せる事になる。
 ……さて、支配する事が当然と思える帝国の皇帝は自らを守る戦力が無くなっても、皇帝でございと偉そうにしていられるかな?
 いや、そう言えば宣戦布告もまだだったな。その辺をやって向こうの頭に血を昇らせるというのもいいだろう。
 その考えがこれ以上ない程いいものに思え、異世界間連合軍の門世界攻略をする為の会議に掛けるべく動きを開始するのだった。





『アクセル、あまりやり過ぎるなよ』

 俺の隣を飛んでいるシャドウから、アウルの通信が入ってくる。
 現在、俺の姿はアルヌスの丘から帝都へと向かう途中にあった。
 宣戦布告と同時に向こうを挑発し、怒って殴りかかってきたところでその芯をへし折るという俺の意見は、紆余曲折あったが結局受け入れられた。
 ネギま世界からの魔法使いはあまりいい顔をしなかったが、それでも向こうに冷静な判断を取らせないという意味で挑発は有効であると認めざるを得なかったのだ。
 捕虜からの情報によれば皇帝は冷静沈着ともいえる性格をしているらしいが、その跡継ぎであるゾルザルは直情であり頭に血が昇りやすく、無能な王族の典型的な例らしい。
 他にも主戦派の多くは帝国の力を盲信とも言える程に信じ切っているらしく、煽ればそれだけで突っ込んできかねないとか。

『おい、アクセル。聞いてるのか? やり過ぎると護衛の俺が怒られるんだからな。その辺をよく考えて行動してくれよ』
「ああ、聞いているさ。にしても、まさかアウルからそんな風に言われるとはな」

 チラリと映像モニタに映し出されたアウルのシャドウを眺めつつ小さく笑みを浮かべる。
 ちなみにアウル用にカスタム化されたシャドウの隣を飛んでいる俺の乗機は、愛機とも言えるニーズヘッグではなくサラマンダーの方だ。
 最初はいつも通りニーズヘッグで帝都に向かおうとしたのだが、ニーズヘッグは色々な意味で威圧的すぎるという意見が出たので、移動用のサラマンダーになった訳だ。
 いやまぁ、実際ニーズヘッグは6枚のバインダーとか、背中から生えているエナジーウィングとか、バリオン創出ヘイロウとか、普通に見ればどこのラスボスだって機体なのは間違いない。
 15m程度の小型機ではあるが、その大きさにしたってPTやMS、VFといった人型機動兵器を知っている者だからこそ小型機と認識するのであって、ギアス世界のKMFくらいしか知らなければ十分巨大だろう。
 ファンタジーであるこの門世界の住人にしてみれば、何を言わんやだ。

『俺だって一応その辺は成長してるんだから、あまり甘く見ないでくれよな』
「へぇ……ま、期待させて貰うさ」

 実際、ホワイトスターに攻めて来た帝国の兵士との戦いでは、人間同士の戦いであるにも関わらず普通に戦ってい
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