3部分:第三章
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して尋ねたのである。その尋ねたことは。
「前に言ったよな」
「前に?」
「ほら、坊主のお父さんが負傷したってことだよ」
このことを彼に尋ねたのである。
「前に言ってただろ。覚えてるか?」
「はい」
曹長のこの問いに素直に頷く。忘れている筈のないことだった。
「あのことですか」
「そのことさ。それでお父さんはな」
さらに尋ねていく。
「どういった人なんだい?」
「空軍のパイロットです」
それだというのである。
「けれど撃墜されて。それで足を怪我したんです」
「そうか、パイロットだったのか」
「お父さんは今は戦えないから」
ヘンリーの言葉は続く。
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