六魔将軍編〜ニルヴァーナを死守せよ!〜
予期せぬ邂逅
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」
「けどよ…!」
「エルザがくたばったらどうにもなんねーだろう。だから一回戻るんだ。」
「わかった。ハッピー!行くぞ!」
「あいさー!」
「シャルル、俺に並んで飛んでくれ。さすがに意識のない人間運ぶのはつらいだろ。」
「あんたは?」
「ウェンディを負ぶって魔力で飛ぶ。」
「分かったわ。」
そうして洞穴から出て、俺とシャルルはナツに追いつく。
「おいフーガ」
「ん?」
「お前の魔法って何なんだ?さっきといい、今といい。」
難しい質問だな。
「さあ?俺にもよくわかんねーや。」
と、適当にはぐらかす。
「そういえばお前、歳はいくつだ?」
「もうちょいで14だな。」
ちなみに誕生日は適当に決めた。
「その割には口調といい何かこう、雰囲気といい歳離れしてんだよなぁ…」
と、ナツ。あんた占い師の才能あるよ。
「性分なんだ、気にしないでくれ。」
と、また適当にはぐらかした。
すると急速に近づく気配が一つ。
「っ!全員回避行動を取れ!」
「遅えよ!」
やっぱ六魔将軍のヤツか。あの早いやつ。
「ぐぁっ!」
「うわぁ!」
ナツとハッピーが叩き落とされ、なんとか俺は回避行動を取る。意識がない人間運んでる以上、戦闘も攻撃を受けることも禁物だ。ちなみに、
「きゃっ!」
シャルルは魔力の手でこちらに引き寄せ回避させた。
だがナツとハッピーが落ちてしまったので俺も一度着地をする。ハッピーは伸びてしまったようだ。
「ナツ!ハッピー抱えて走れ!」
俺はもう一度飛ぼうとするが、
「行かせねえっつってんだろ!」
敵もまたスピードを上げこちらに迫ってくる。
「アイスメイク・城壁"ランバート"!!」
巨大な氷の壁が出現し、敵はそれにぶち当たる。
「グレイ!」
「いいから行け…コイツァ俺がやるって言ったろ…」
「けど、今のでお前魔力が!」
ナツが言うがグレイが遮る。
「いいから行け!ここは死んでも通さねえ!行け!エルザんとこに!!!!」
「必ずエルザを助けるからな!」
とナツが去り際に叫ぶ。
「当たり前だ
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