六魔将軍編〜ニルヴァーナを死守せよ!〜
予期せぬ邂逅
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手が出てきてザトーを掴みやがった。
その時、俺は今まで感じた事のない殺意を感じた。発生源はフーガ。闇ギルドの連中は怯えてどんどん逃げていく。俺もナツも、一歩も動けねえでいた。肌がピリピリするし、空気がいてえ。質量を持ってるかと錯覚するほどの殺意を撒き散らすフーガに、木の上に避難してたシャルルは涙目になって震えてやがる。あいつ、一体何者なんだ?
〜グレイside out〜
「さて、場所聞いたし行くか?ってあれ、なんでみんな引いてんの?」
グレイとシャルルは引いており、ナツはなんかウズウズしてる様な顔をしていた。
「おいフーガ!俺と勝負しろぉ!!」
は!?
「なぜに!?」
「おいナツ!今は作戦行動中だろうが!終わってからにしろ!」
と、グレイ。止めてくれたのは感謝するけど結局闘わなきゃいけないの?嫌っすよ俺。
そうして少し歩いて行くと、奴らの拠点と思われる所に到着した。
「ハッピー!!ウェンディー!!」
っておい、大声で叫ぶなよ。敵さん来るだろうが。すると奥の方からモヒカンのサングラス野郎が目にも留まらぬ速さでこちらへ向かってくる。って速え!?
「ぐぁっ!」
「ぐうっ!!」
「チィッ!」
ナツとグレイが攻撃を受ける。間一髪のところで俺は避けたが、相手は攻撃をやめない。こいつ、体術も相当いけると見た。
次々と攻撃を繰り出してくる相手。
上段飛び回し蹴り、中段後ろ回し蹴り、フェイントの左フックに本命の右ストレート。
俺は全て避け切ってるものの、相手のスピードは落ちるどころか上がるばかり。
「てめえ!ちょこまかと!」
「うっせえ!ちょっとはくたびれやがれ!」
なんでまた速くなるんだよ!
相手の飛び蹴りの着地際、ギリギリのところに下段蹴りを食らわせる。だが相手もさるもの、体勢を崩されながらもそれに逆らわず反撃をしようとする。が、その時。突如俺の後ろから氷塊が恐ろしい勢いで飛んで来て相手の攻撃の手が止まった。
「フーガ!ここは俺に任せて速くウェンディを救出しろ!ナツとシャルルもだ!」
振り返ると、氷で出来たバズーカを持っているグレイがいた。
「任せても大丈夫だな?グレイ。」
「ああ、任せろ。」
「シャルル!羽出してくれ!」
と、ナツ。しかしシャルルは気絶してしまっていた。
「お前はこれで行ってこい!」
グレイが氷で出来た滑り台を作る。
するとナツとシャルルはものすごい勢い
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