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ハイスクールD×D大和の不死鳥
30三大勢力会議
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他にも『システム』に影響を及ぼすものがあった。

 神の不在を知るものだ――。つまり、ゼノヴィアもどちらにしろ教会側から追い出される運命だったのだ。

「そうです、ゼノヴィア。あなたを失うのはこちらとしても痛手ですが、我々『熾天使
(セラフ)
』と一部の上級天使で神の不在を知った者が本部に直結した場所に近づくと『システム』に大きな影響が出るのです。――申し訳ありません。あなたとアーシア・アルジェントを異端とするしかなかった」

 ミカエルがアーシアとゼノヴィアへ頭を下げる。

イリナが驚いて目を丸くしていた

 ミカエルが謝ったことに2人は目を丸くしていたが、すぐにゼノヴィアは首を横に振り、微笑んだ。

「いえ、ミカエルさま、謝らないでください。これでもこの歳になるまで教会に育てられた身です。いささか理不尽を感じていましたが、理由を知ればどうということもありません」

「あなたが悪魔に転生したこと。それはこちらの罪でもあります」

「いいのです。……多少、後悔も致しましたが、教会に仕えていた頃にはできなかったこと、封じていたことが現在私の日常を華やかに彩ってくれています。そんなことを言ったら、他の信徒に怒られるかもしれませんが……。それでもいまの私はこの生活に満足しているのです」

 ゼノヴィア、俺たちとの生活をそんな風に感じていたのか……。

 アーシアも手を組みながら言う。

「ミカエルさま、私もいま幸せだと感じております。大切なヒトたちがたくさんできましたから、それに憧れのミカエルさまにお会いしてお話もできたのですから光栄です!」

 ミカエルはゼノヴィアとアーシアの言葉に安堵の表情を見せていた。

「すみません。あなたたちの寛大な心に感謝します。デュランダルはゼノヴィアにお任せします。サーゼクスの妹君の眷属ならば下手な輩に使われるよりも安全でしょう」

 それからイッセーがアザゼルにレイナーレの事件で悪魔になったことや、アーシアが殺されそうになったことを言ったが、アザゼルに「俺の監督不足」と返されてしまった

 それからアザゼルは『世界をかえることのできる力を宿している』白龍皇のヴァーリと赤龍帝のイッセーに世界をどうしたいか訪ね、ヴァーリは戦いを求め、イッセーは世界が平和になってハーレム王になると宣言し全員から苦笑され、リアスには呆れられていた。

 そして、イッセーの『赤龍帝の力を仲間を守ることに使う』と宣言していたところで会場の時が停まった

続く
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