第三十七話 どうなったのか心配だった人たち
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どないし、白井さんは勿論のこと、もしかしたら固法さんにもそんな権限が無いかもしれないのだ。とはいえ、御坂さんのこともあるから権限なんか無くても何とかなるのかもしれない。
「超そうですね。何とかなる方法って超無いんですか?」
「知り合いとして紹介するにしても、どうして知り合ったのかっていう辻褄合わせをしとかないと……あっ!」
絹旗さんもあきらめきれない様子で聞いてくるので、俺も何かしらの方法が無いかと考えながら答えていると突然ひらめいた。
「超どうしたんですか?」
俺の様子に少し驚いたような絹旗さんが聞いてくる。そこで、俺はいくつかの確認をすることにした。
「ウチの仕事の邪魔をするためにあのレベルアッパーが流れてた施設に行ったのよね?」
「え……ええ、超そうですけど」
「施設の中に倒れてる研究者は居た?」
「いえ、施設自体はまるで超人が居るかのように稼働してましたけど、中には超誰も居ませんでした」
「それなら、さっき御坂さんとジャッジメントの人が行って、その時には何かの能力で破壊された跡があったって聞いたんだけど、それやったのって麦野さんで間違ってないよね?」
「あ……はい。超破壊してました……」
取り敢えず、アイテムの面々があの施設での殺人はしていないようだ。
「だったら……」
俺はそう言った後で、絹旗さんと滝壺さんを知り合いとして紹介するために、二人と辻褄を合わせる為の打ち合わせを始めるのだった。
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