第9章 放火
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第9章 疑いから
・・・船より王国に戻った一行。レイが怪我しているので、治療所へ。
「さて戻った。案内治療所は俺、隼人が案内する。ほかの皆は王国にいってくれ」
「歩けるか?肩貸すぞ」
「ありがとう」
「私は、王国に戻っておきますね」何かを感じたように雫は凛達のあとついていった。
「ここ。小さいけど治療所だよ」
「あら、右足が早く手当しないと座って」
「すみません。やっぱり染みるわね」
「大丈夫か?」と心配で声かける奏多。
「大丈夫よ。くじいた程度だし。」
「お前が放火の疑いではないなら誰なんだ?」
「男の影が見えたから、それで間違えないわ。」
「情報提供を、包帯巻き終えたらいくぞこのままだと嫌だろうし。」
「ええ、そのつもりよ。さて終わったし行くわよ奏多。」
〜王国に戻る三人。〜
兵士「貴様!あの時の女か。よくも放火をしたな!。」
「待って!この人ではないわ。この人は巻き込まれたのよ」
「王女。しかしこいつは......」
「私は、放火ではないわ、放火したのは男よ逃げていく途中なんだか光るもの持っていたから間違えないわ」
「光るもの?まさかあの宝石盗んでいったの!」
兵士「その情報が確かなら宝石の場所まで行ってみましょう。あの燃やされた後ですが」
「ああ、それでレイの疑いが晴れるなら行ってやるよ」と奏多
兵士「王女とともにきてもらおうこい」
「俺たちはこの場所で、待っているよ」と竜達。
兵士「ここが放火の場所だ」
「さて宝石のば・・え、ないわ!!あのこの王国にとって大事な宝石がない!」
兵士「・・・どうやら本当だったようだ、疑ってすまない。」
「レイの疑いが晴れたようならそれでいい」
「ねぇ、王女様その宝石はどんなのなの?」
「その宝石は、亡くなった両親の形見の宝石なの。放火のときにどうやって盗んだの・・・
」
「俺の考えはこうだ。放火の際混乱に応じてその隙に盗んだ。頭のいい泥棒のようだ」と奏多は言った。
「奏多の考え通りだと思うわ。」
兵士「男の特徴は覚えているか?」
「後姿だから覚えてないけど、背は高く振り向いたときに顏にあざがある人だったわ」
兵士「ありがとう。うむ・・痣か。」
「ともかくそいつを探し出して、突き出せば万事解決だろ」
兵士「頼めるか?」
「ああ。この際だからやってやるよ。」
「私も巻き込まれたなら探すわよ」
「なら俺たちも付き合うよ」 いてもたってもいらしく言っていたらしく。
「私はここに残ります。だって王女だものね。いつまでも離れるわけ行きません」
兵士「ならお前たちにお願いする。王女は責任もっ
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