暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0913話
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粘ってアクセルを困らせるのもいいが……』
「おい」

 崇継の言葉に思わず呟く。
 すると、それを見た崇継も小さく肩を竦めて笑みを浮かべる。

『このままからかっていると色々と怖い事になりそうだから、この辺で失礼するよ』

 その言葉に頷き、通信を切ろうとしたその瞬間。

『そう言えば、恭子の方には連絡しているかい? 彼女も結構アクセルの事を心配していたから、連絡はした方がいいよ』
「……そうだな、気にとめておくよ」

 そう告げ、通信を切る。
 相変わらず崇継の狙いが分からない。
 恭子を俺に宛がうように動いているのは分かっている。だが、それで何を狙っているのか。
 まさか、崇継に限って俺に女を宛がって日本に対して有利な状況にしよう……なんて、ありふれたものではないと思うんだが。
 だが、そうなると逆に狙いがさっぱりと分からなくなる。
 いや、今はそれを考えてる時じゃないか。
 通信の着信が未だに続いているのを思えば、何らかの用件があるのは事実なんだろう。
 そう判断し、通信を受信すると……

『アクセル代表、帝国に動きがありました。かなりの数の軍勢が帝都の近くに集結し始めています』

 量産型Wからのそんな報告を受け取るのだった。
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