マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0913話
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納得する。何しろシャドウミラーやオーブの介入でSEED世界の戦争は俺達の一人勝ちに近い状態になった。続いてプラントがきて、地球連合は実質的には負け戦に等しい。
その結果原作よりも国力に余裕が無くなり、兵器の開発速度も落ちたというところだろう。
後はブルーコスモスが消滅していたり、ロゴスに対して量産型Wやオーブの監察が入っていたりというのも影響している。
その割にはダガーLを開発しているようだが……まぁ、これは正統なストライクダガーの後継機というか、正式機という扱いだからありなんだろう。しかもそのダガーLでさえ、俺達がニヴルヘイムのテストをした時にようやく実戦に投入されたのだから。
『砂漠戦用のMSか。それは、具体的にはどういう?』
「その辺はまだ秘密だ。色々と特殊な機体ではあるから、楽しみにしているんだな」
頭の回る崇継といえども、バクゥの姿形は想像出来ないだろう。……いや、その辺をあっさりと口にされたりしたら、さすがに驚くが。
ああ、でもシャドウミラーを通じてオーブとの交流はあるんだから、その辺の情報を持っていてもおかしくはないのか?
「まぁ、何はともあれだ。悪いが次のハイヴ攻略に関してはフランスのリヨンハイヴになるのは間違いないだろうな。もっとも、それが時期的にいつになるのかは、それこそ国連の決議次第だろうが」
俺達シャドウミラーと違い、普通の国家は明日ハイヴを攻めます、はい準備が整いましたとはいかない。
補給物資の類を用意するにも各種手続きが必要で、戦力を集めるのにも相応の時間が掛かる。
国によっては、出兵に反対する勢力との折衝の類も必要になってくる。
この辺、トップダウンのシャドウミラーは話が早いし、戦力は無人機なので効率よく集める事も出来る。更に補給物資に関しては最悪キブツを使えばどうとでも融通が可能だ。
……こうしてみると、シャドウミラーってのはとことん規格外な存在だよな。
『……分かったよ。そうなると、こっちの方でも国連の方に手を回してリヨンハイヴの次のハイヴ攻略はウランバートルハイヴに出来るように榊首相に提案してみるとするかな』
数秒程悩んだようだったが、あっさりと頷く。
まぁ、五摂家という事や、俺達シャドウミラーとの関係の深さから強い影響力を持っているのは事実だが、それでも現状で政治の実権を握っているのは榊を始めとする政府上層部だしな。
もっとも以前の料亭の件を考えると、お互いの関係はそれ程悪くないのだろうが。
「そうして……」
そうしてくれ。そう言おうとした、その時。唐突に別の通信が着信した事を知らせる。
「悪いが、他からの通信が入った。用件がもう無いようならこれで通信を終わるが、構わないか?」
『ん? ふむ、そうだね。このまま通信を
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