わが生涯!いっぺんに台無し
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女以外誰もいない空間にむなしく響く声。彼女の表情はとても暗かった。
「彼はいったか」
穴に落ちた男とは違う別の男が現れた。男は銀色の髪を持ち、青い鎧を着ていた。
「ええ」
「しかし、よかったのか?彼に本当のことを話さなくて」
「まだ、その時ではありません。今話をして、彼を追い詰めるわけにはいきません」
「そうだな。彼には強くなってもらわなければならない。私もすぐ彼のもとへ行く。」
「ありがとう。他の方も既にあの世界へ向かいました」
彼との会話で少し女性の表情は柔らかくなった。
「彼のことよろしく頼みます」
「ああ、ではまたな。コスモス」
彼は一言いうと、光の粒子となって消えた。そして、女性…コスモスはまた一人となった。
「クリスタルに導かれし光の戦士達よ。後は頼みましたよ」
◆◇◆◇◆
「んあ?」
穴に落ちて目が覚めたら、ベットの上に寝かされていたでござる。
「起きましたか?」
め、目の前の双子山喋りおった!
「大丈夫ですか?今朝、施設の前に倒れていたんですよ?」
目の前のタブルメロンから目を離して、女性の顔を見た。白いストレートの髪と赤い目が特徴の美人なお姉さんだった。
「大丈夫だ。問題ない」
「それは良かったです。お名前は分かりますか?あとご両親の電話番号がわかりますか?迎えに来てもらわないといけないので」
向かえって、俺そんなに子供じゃない…
「ああああああ!」
体!体縮んでる!子供なってるやんけ!
「だ、大丈夫ですか?」
「お、おう」
「じゃ、じゃあお名前を教えてもえらえますか?」
な、名前?どうしよ、前世の名前を名乗るか?
「ッ!?」
いきなり頭に痛みが走り、情報が流れ込んできた。
「俺の名前は、フリード、フリード・セルゼン」
俺は名前を言って思った。まさか、俺ってハイスクールD×Dのマジキチ神父様になった?
転生後の人生がハードモードすぎてやり直しを要求したい!
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