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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
お見舞い客、二組目
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ュニティ全体で、もはや第何世代なのかもわからないような下っ端を何体か。そして、第二世代を二体に、第一世代を一体がせいぜいでした。」
「・・・イヤ、マジですごいぞそれは。俺が教えた時にも全体的に才能はある連中だとは思ったけど、まさかそこまでとは・・・」
これには、本気で驚いた。一輝は本気で、そこまでの連中だとは思っていなかったのだ。
「いえ、確かに相手は神霊級と称される第一世代。とはいえ、我らコミュニティ全員でかかり、そして師父のお教えくださった技術で生き残ることは出来ましたから。ダメージを与え続ければ、あの獣のような相手であればいずれ倒せます。」
「その理屈、基本的には通用しないからな。」
「とはいっても、第一世代ですら赤子の手をひねるようにばったばったと薙ぎ払い、最後には大元であるアジ=ダカーハと一人で倒した師父に比べれば、まだまだでございますれば。」
「自分で言うのもなんだけど、俺は比較対象にするにはレベルが違いすぎるからな?あの戦いに参加したコミュニティ全体に、戦いへの参加人数と第一世代をどれだけ討伐できたか、聞いてみろよ。」
そして、こいつらのような愚直なまでのバカならば、そのような成果は自信へつながり、最後には力へと変わる。それが、この時の一輝の考え方だ。
昔の彼らであればつけあがるだけであっただろうが、一輝と出会ったことで大きく変わっている。それこそ、一輝がそこを信じることができるほどにまで。
「それと、我々見舞いの品をお持ちしました。大したものは準備できませんでしたが、お納めください。」
「見舞いの品をお納めくださいって、何かおかしくないか?それと、そこにケチをつけるようなことをする気は一切ない。これでも一応、神社育ちだ。」
なので
一応
(
・・
)
敬語は使おうと思えば完璧に使えるし、家事の中でも掃除が一番得意。各種礼儀作法も身にはつけている。本人にそれを行使する気がないから、完全に無駄になっているが。
「で?何持ってきてくれたんだ?」
「はい。最初は我々、業物の調理刀などでもと思っていましたが、師父に対して我らが選んだ刃物など無礼千万ということになりまして。」
「なんでそうまでことを考えるんだ、お前らは。どこまで俺のことを過大評価してるんだよ。」
「評価は、とくにあなたの剣の腕、そしてあなたの相棒たる二振りの刀。そこから剣、刀、刃に関わることは、過大評価ではなく、そしてどこまでも。」
「本気で恥ずかしくなるからやめんか!ってか、お前たちの刃物を見る目は確かだろうが。」
「もったいなきお言葉です。なんにしても、そういう次第でありまして・・・結論として、菓子折りを、ということに。」
「まあ、無難だな。また今日の見舞い陣が終わったら頂くよ。受け取ったほうがいいんだろうけど、この通り動けないから
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