暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第六章 颶風の巫女
第10話 激突する力〜地上編〜
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
いる上条に向けて、再び夕弦に視線を戻して呟いた。

耶倶矢「もし……」

夕弦「?」

夕弦も耶倶矢の方を向いて首を傾げた。

耶倶矢「もし……もしもだよ?あいつの言葉が本当だったら、どうする……?」

夕弦「応答。とても素敵だと思いました」

耶倶矢「奇遇ね。私もそう」

夕弦「質問。もし二人で生き残れたら何がしたいですか?」

耶倶矢「そうね……あ、十香が言ってたきな粉パンが食べたいかも。夕弦は?」

夕弦「回答。夕弦は学校に行ってみたいです」

耶倶矢「それいいわね。あんたなら学校中の男を虜にできるわよ」

夕弦「否定。それはありません。耶倶矢も一緒なのですから」

耶倶矢「へ?私も一緒……?」

夕弦「肯定。だってもしもの話です。制限を与えられた覚えはありません」

耶倶矢「あぁ……そうだっけ。そうね。私も……いっ、しょ……」



微かに、耶倶矢の身体が震えたような気がした。



その直後、



耶倶矢の瞳から大粒の涙が溢れ出した。



耶倶矢「ごめん、私、嘘ついてた。……私、死にたく、ない……!夕弦ともっと一緒にいたい!」



次いで、夕弦の?にも涙がひとすじ伝わった。



夕弦「夕弦も……です。消えたく、ありません……耶倶矢と、生きていたいです」



二人が視線を合わせて口を開こうとした。



その刹那、



遥かに巨大な駆動音が耶倶矢と夕弦のさらに上空から聞こえた。


上空を見上げたそこには、後頭部から煙を噴いた巨大な戦艦が浮遊していた。











[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ