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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
57.決着〜She has not finished her love yet.
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を釣り上げていた。
「師匠はッ…、そ、その人のことが好きなのか?」
魔理沙の目から今にも涙が零れ落ちそうで、顔は既に真っ赤になり破裂しそうだ。
パチュリーも大概だけど、俺もその辛辣な言葉を翻訳してそのまま魔理沙にぶつけたことは少しは悪いと思っている。
まだ、彼女は子どもだ。惚れた腫れたはあるかもしれないけど、嫉妬とかドロドロしたものは早すぎたかもしれない。
あり得ない話だが、もし、もしもパチュリーと俺が恋人で無かったら、恐らく魔理沙の告白を受けていたかもしれない。
まあ、可能性だった話だ。不確定で過去形。
俺はパチュリーが前世も含めて一番だ。
魔理沙には悪いと思うけど、それが答だ。
「もちろん」
俺の言葉を聞いた瞬間、堰を切ったように魔理沙の目から涙が零れ落ちた。
「ううっ…グスッ…」
すると、パチュリーはスッと両腕の拘束を解いた。…ありがとう。気をきかせてくれて。
俺はしばらく魔理沙の頭をなで続けた。
「んー?お客さん?」
目を擦りながら現れたのは、手加減を覚えたフランドール・スカーレット。さっきまで寝ていたようだ。
「こんばんは。起きるのが遅かったわねフラン」
昼夜逆転の吸血鬼は日が沈む夕方頃に起きる(設定)。なので『御早う』ではなく『こんばんは』である。
「こんばんわー。で、明希に撫でられて泣いている白黒は人間?」
「そうよ。……丁度いいわ。二人にあそんでもらいなさい」
「「え」」
「わーい!弾幕ごっこをして遊びましょうお兄様、白黒!」
待ったと、言う暇もなくフランはスペルカードを宣言した。
禁忌「レーヴァテイン」
燃え盛る炎の剣を振り回し、弾幕を飛ばす。
たまらず明希は魔理沙を掴み、回避に入った。
「ちょ、ちょっとパチュリー!?」
「大丈夫。本棚は私が守るから」
「あ、なら安心」
「え!?そう言う問題なの師匠!?」
さっきの戦闘で、小悪魔が張った結界が無くなったから本がどうにかならないか心配だったよ。パチュリーが守るなら安心だ。本が燃えたら俺もパチュリーもショックを受けて何をするかわからないし。
「ここは折角だから、師弟でフランと遊んであげようか」
「でも師匠、私師匠と連携なんて自身ないぜ」
「大丈夫。耳をかして」
俺は魔理沙に今からでも出来る、二人だけのスペル名を教えた。
「それなら出来そうだぜ!」
「じゃあいくよ、準備はいい?」
「おう!」
師弟「ダブルスパーク」
いつの日か魔理沙を助けた時に使った白金色のレーザー、天誅(45 金銀参照)を魔理沙のマスタースパークに掛け合わせた強力なレーザー、ダブルスパークが放たれてフランの炎剣レーヴァテインと衝突した。
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