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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
57.決着〜She has not finished her love yet.
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私、人間なんだけど」
さすが咲夜さん!
逆さ釣り状態でも瀟洒な態度を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!
「そうなの?まあ、そんなことはどうでもいいわ。
…で、そろそろ姿、見せてもいいんじゃない?お嬢さん?」
その言葉に呼応するかのように、何もなかった筈の廊下の壁に扉が現れて、ひとりでに開いた。
その扉の向こう側には、夜のテラスで紅茶を飲んでいる少女の姿があった。
彼女の名はレミリア・スカーレット。この紅魔館の主であり、この異変の首謀者でもある。
妖しく照らす、紅い月明かりの中でもはっきりと紅く光目を霊夢に向けた。
「咲夜の能力を見抜くなんて、やるじゃない」
「勘よ、勘」
「博麗神社の巫女の勘は予知能力か何かかしら?私の存在もわかっていたようだし」
「これだけ妖力垂れ流しにしていたら嫌でも気付くわよ。そこのメイドが妖怪と勘違いするほどに」
「気付いて貰わないと困るし。この館、前より広くなったから迷子にでもなられたらこまるもの」
すると、いつの間にか拘束を解いた瀟洒なメイドがレミリアに頭を下げた。
「すいません御嬢様」
「勝負のことを言ってるのなら、一機減らしただけでも十分よ。
広くしたことを言ってるのなら、ウチは大所帯になったから助かってるわ」
「お言葉、痛み入ります
それでは準備がありますので、私はこれで」
咲夜はレミリアに頭を下げたまま、何処かへ消えてしまった。時を止める能力を使ったに違いない。
「なかなか出来るメイドね。そんなあなたはつよいの?」
「さあね。あんまり外に出して貰えないの。私が日光に弱いから」
「……なかなか出来るわね」
「こんなに月も紅いから本気で殺すわよ」
「こんなに月も紅いのに」
楽しい夜になりそうね
永い夜になりそうね
………………………………………
……………………………………
…………………………………
ーExtra stageー
「むきゅむきゅ、むきゅむききゅ」
「魔理沙が俺の弟子だろうが、知ったことじゃない」
「むきゅむきむゅ、むきゅむきむゅ」
「俺はパチュリーだけを愛しているに決まってるし、パチュリーも俺だけを愛している」
「むっききゅきゅむきゅーきゅむきゅむ」
「10年そこらのぽっと出にとられてたまるものか」
「むっきゅー!」
「わかったかー。だって」
「えっと…師匠はよく分かるよな…」
パチュリーが興奮して、ごく限られたもの(現在は俺とその言葉を使うパチュリーだけ)にしか理解できない『むきゅー語』を使い始めたので、通じないであろう魔理沙に翻訳していた。
そのパチュリーは俺を渡さないと言わんばかりに抱きついて魔理沙を、猫が威嚇するように目尻
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