6部分:第六章
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のその心を確かめ合うのだった。その彼等の前には最初に来た浜北が持って来て喫茶店の店員にわざわざかけさせた旗があった。それは日章旗だった。
しかもあの日章旗だった。旗にそれぞれの名前が書いてある。あの旗だった。
「時代が幾ら変わってもな」
「俺達の心はあの時のままだな」
「予科練のあの時のな」
「ずっと同じだ」
笑顔でその旗を見る四人だった。旗はあの時の白と赤のままだった。そこに彼等の名前が書かれた旗はこの上なく美しいものだった。あの時のままで。
老いても永遠に 完
2009・8・25
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