暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
インベーティング:それぞれの道
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ないのが難点だよな、うちの騎士団」
漆黒騎士団は問題児の集まりである。
天国にも地獄にも行けない霊達を一手に俺が引き受けて騎士団編成したまでは良かったのだが……まぁ、これでも連続殺人鬼『ジャック・ザ・リッパー』、死神『ウロボロス』等々様々な世界から来ている戦闘のプロが居るので戦闘では最大の威力を発揮する。……が、コイツら全員人殺しとかなんだよな結局。
「フム、思った以上に多いですね」
と、俺の前に美少女が現れる。
「誰?」
「主神オーディーンの命により、漆黒騎士団に配属となりました。ヴァルキュリアのエトナと申します。以後、お見知りおきを」
綺麗な敬礼で名乗ると、俺は頭を天に上げた。
「……オッサン、よりにもよってこの人かよ!!」
神場で戦っているで在ろう神に向かって叫ぶと、エトナがビクッとする。
「な、何か行けなかったでしょうか……?」
「いや、エトナが悪い訳じゃないただオッサンが悪いんだ叫んで悪かった」
早口で言って戻っていいと指示すると、エトナは自分の隊に戻る。
『……中々に、アレだね』
ベルトさんが言うと、俺は溜め息を吐く。
「……ああ。所でベルトさん、シフトフォーミュラとシフトトライアルの調整は済んだのか?」
『フォーミュラの方は調整は完了した。ただ、トライアルは元がガイアメモリだからね、必殺技の時間調整のリミットを解除するのに手間取っている。まぁ、何にせよ、スピード、ワイルド、テクニック、デッドヒート、フォーミュラ、トライアルの全能力を合計したシフトオールラウンダーの製作には必要不可欠だからね。どちらにせよ、今回のは良い機会だったよ』
「……相変わらずブレないなぁベルトさん」
『そうとも私はベルトだ』
「真顔で言わないでくれる!?って顔ねぇわこの人」
『失礼な!ここにセントラルフェイスが在るだろう!?』
ベルトさんが突っ込むと、神力が帰ってきた。
「フムフム、ホウホウ、成る程……」
俺は頷くと、面々の方へ向く。
「よっしゃ、人間の街はアッチだ!急ぐぞ!」
「全員立て!これより進軍を開始する!!」
ジョーが言うと、騎士団の面々は立ち、オオー!と叫んだ。
「……まぁ、殺る気で何よりだ」
『努力の方向性を見誤ってる感じが営め無いんだが……』
ベルトさんの突っ込みを無視して、俺達は歩き出した。












†††









ライトSaid

俺を纏っていた闇が薄れ、俺の身体が動くようになる。
『どうなっているんだ……?』
『お人好しの歌師が闇を倒したからだ』
声がすると、翡翠色の髪に蒼色の眼をした男が立っていた。
『……お前は何者だ?』
『違う世界のお前さ、俺』
言うと、近付いて来る。
『来るな!お前まで闇に囚われる
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