弟子入り志願
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回かあって……そのうち終わるだろうって、気にしてなかった…。
何時も誰かが言い出して…皆もなんとなくそう言う雰囲気になるの。
そんなことしてたら…いつのまにか私がそう言うことされるようになってた…」
因果応報…か。
正直瑠美ちゃんが悪いとは一概に言い切れないが……間が悪かったのだろう。
「別に…何かした訳じゃないのに……中学でもこんな風になっちゃうのかな……」
「「……」」
「ふむ、確かにこのまま行けばこの省きは苛めに変化し、悪質なものに変わっていくだろうな」
「っ……やっぱり、そうなんだね…」
「でもな、今を変えれば多少は変わっていくんだぜ?」
まぁ変えるにしてもちょっと難しいだろうが。
「…ホント?」
「ああ。
何せここには饒舌毒舌論破女王のユキペディアさんがいるからな」
「鳴滝君、後でお話があるから。逃げないでね」
「……………………………………とまぁこんな感じに威圧感も半端ない」
「(すっげぇ長い間があったな)」
「だから瑠美ちゃん。
雪ノ下に論破のやり方とノウハウを教えてもらって、あの子達を口撃してやればいい」
「説明に怒りを覚えるのだけど、いい考えではあるわね」
「確かにな…毎日のように言われ続ける身としてはこれ程の適任者はいないと思うぞ」
「比企谷君。貴方も後でお話があるから。」
「……鳴滝」
「逝くときは一緒だ……!」
俺と比企谷はお互いに怯えながら握手をした。
瑠美ちゃんは雪ノ下に向き直り、真っ直ぐ目を見て頭を下げた。
「お願いします!私に論破を教えてください!」
「そのお願い、承ったわ」
「(なぁ比企谷、俺達は事の顛末を見ることが出来るかな?」
「(………できるといいな……」
「二人とも」
「「はい!」」
「覚悟しておいてね?」
ニッコリ笑っていい笑顔♪
俺らからすれば閻魔の怒顔♪
ユキペディアさんは去っていく〜♪
瑠美ちゃんを従えて〜……♪
そのあとのカレー作りの最中。
俺と比企谷は雪ノ下に散々論破されまくった。
口答えしようにも全面的に俺が悪い分、言い訳も効果を発揮しなかったのだ。
そして瑠美ちゃんに「カレー、好き?」と聞いてきた葉山は、「近づかないでもらえるかしら?変態」と言われ、それを聞いた俺達は密かに笑っていたことを記す。
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