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元虐められっ子の学園生活
弟子入り志願
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ったら…!

「比企谷!雪ノ下!」

「どうした?」

「何かしら?」

俺は近くにいた二人に声を掛けて呼び出す。
直ぐ様駆けつけてくれる二人には少しながら感動を覚えたのは仲間意識があったからだろうか?

「悪いがこの子は足を捻っている。
二人が付き添って救護テントに案内してやってくれ」

「……わかった」

「了解よ」

一瞬だが、二人は俺の目を見たあとに事情を察してくれたのか直ぐに頷いて連れていってくれた。
瑠美ちゃんは心配そうにしながらも足を引きずる演技をして二人に着いていった。

「これなら問題ないよな?
お前はさっきまでの行動がとれるし、俺も行動に移れる」

「鳴滝…」

「お前が何を思ってこのオリエンテーリングに参加したのかは知らん。
だがな、俺はお前と行動内容が被っても仲良くなんて絶対にしない」

「なら、今の子を庇っていたのは俺へと対抗心ってやつかな?」

「お前が上であると言う認識からその解釈になったことは解った。
そう思いたいのであればそう思え」

「ふっ…ならそう思うことにするよ」

そう言って葉山は子供達の方へと戻っていく。
茂みの向こうからは「お兄さんおそーい」等の声が聞こえてくる。

「その思考も、直ぐに覆してやるからな」

俺は比企谷達の歩いていった方へと走り始めた。















「鳴滝君、こっちよ」

救護テントの前。
比企谷と雪ノ下、そして瑠美ちゃんが3人で固まり、俺を見つけると雪ノ下が手をあげて場所を知らしてくれる。

「ありがとな。事情を察してくれて」

「まぁ、由比ヶ浜だと逆な思想に回りそうだしな」

「そうかしら…由比ヶ浜さんも空気の読める子だと思うのだけど」

「まぁ何にせよ助かった。
あのまま行けばやがては連れ去られていただろうしな」

まず子供達にばれて、騒がれて、先生が来て、人柄からアイツが選ばれて―って具合に。

「その言葉を聞いた限りでは、葉山君はロリコンの疑いがあるのね」

「否定は出来んな。
瑠美ちゃんは可愛いし、将来美人になるのは約束されているようなものだ。
それを執着に連れていくことを主張するってのは疑いを掛けられることも同義だろ」

「何なのアイツ。お前に対抗心でも燃やしてるの?」

「そんなもんだろうな」

しかしこの後は夕飯作る作業があるし、俺自身付きっきりでは居られない。
幸いなことにテントには平塚先生しか見当たらないし本人は眠ってる。

「瑠美ちゃん。何があったか聞いて良いか?
勿論無理にとは言わないが、先生に言われると困ることなら、黙っていると約束しよう」

「………ん。
誰かをハブるのは何
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