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元虐められっ子の学園生活
弟子入り志願
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物を見るような目で見るな。
あの子は鶴見先生の娘で、たまにだが家で飯を食うときがあるんだよ」

最近だと頻度が減ったが。

「お兄さんすごーい!」

「気持ち悪くてさわれないよー!」

……どうやら省きにされているようだな。
家に来たときは結構明るい性格だったと記憶しているが…。

「ほっといて良いの?知り合いなのでしょう?」

「ここは様子を見るのが正解だ。
あの馬鹿のように何も考えずに躍り出ていくのは省きの助長にしかならない」

「確かにな…」

瑠美ちゃんは暗い表情で首から下げられたピンクのカメラを弄っている。

「お兄ちゃん!大変大変!」

「どした小町」

「あの人イケメン過ぎるよ!お兄ちゃんに勝ち目がない!」

「ほっとけ…」

「お兄さま…あの方に何か嫌な思い入れが?」

「いや、気にする必要はない。
あれが何をしようと、そのまま自滅することを心から祈ってるくらい気にしてないからな」

「(それ気にしてるよね…)」

そんなこんなでチェックポイントを探す手伝いをすることになった俺達は、とぼとぼと歩くこと数分に件の周辺に来ていた。

「久しぶり、瑠美ちゃん」

一人、グループから外れて歩いてきた瑠美ちゃんに片手をあげてそう言った。

「あ、お兄さん!」

俺を見た瞬間、前までのように飛び付いてくる瑠美ちゃんは笑顔になっていた。

「瑠美ちゃん。何かあったのか?
余り馴染めて無いよ「ここにいたんだ」…葉山」

瑠美ちゃんに事情を聞こうとしたところで制止を喰らってしまった。
振り替えれば葉山かいて、満面の笑みで瑠美ちゃんに手を差し伸べている。

「さ、皆まってるよ?一緒にいこう」

また、皆か……。

「悪いがこの子は足を捻ってしまっている。
慣れていない山道だ。そう言うこともあるだろう。
お前はさっきまでのようにあの子達に自慢の笑顔を振り撒いてろ」

俺の裾を掴む瑠美ちゃんを後ろに隠して葉山を睨み付ける。

「なら、尚更ほっとけないな。
救護テントに運ぶから代わりにあの子達の面倒を見ていてくれないかな?」

「断る。俺はこの子に着いていなくてはならない事情がある。
お前のような腐った布教を振り撒く輩に任せるわけにはいかない」

「僕は今回のまとめ役として平塚先生から委任されているんだ。
それに一人を贔屓目に扱うのは周りからの反感を買うことになるけどね?」

「確かにお前の使用としていることはそう言うことなんだろうな。
何故この子に執着するかは知らんが、お前には指一本触れさせんし、近づかせもしない」

「…俺よりも君の方が贔屓目にしていると思うんだけど」

チッ……このままじゃ埒があかんな。
こうな
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