マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0912話
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し。
「了解した。だが、人員はどうする? さすがに量産型Wを送るわけにもいかないだろうし」
「その辺は他の世界の奴等を……いや、そうだな。ネギま世界からやって来ている魔法使いをメインにしてくれ」
KMF、MSといったものは基地建設で活躍しているし、マクロス世界に至っては重機用のデストロイドまで存在している。だが、魔法使いはこの手の仕事にあまり向いていない以上、現状では基地の護衛としての役割しかないんだよな。
いや、勿論魔法使いが無能だって訳じゃない。魔法だって使いようによっては十分基地建設に使えるというのも分かっている。
だが他の世界が基本的に科学技術メインである以上、どうしてもそちらに偏らざるを得ない。
下手に魔法使いと機械を一緒に仕事させて怪我をしたりしたら、色々と問題になるだろうし。
それを理解したのだろう。コーネリアも頷き、その場を去って行く。
明日の部隊編成に対して早速準備しに行ったのだろう。
……出来れば、俺が直接出向きたかったんだが。
まぁ、その辺はさすがに人に任せることにする。
「……さて、こちらとしての行動は既に起こした。帝国とやらはどんなボールを投げ返してくるのやら。その辺を楽しみにさせて貰うぞ。……もっとも、どんなボールを投げ返してきても、叩き潰すのに違いは無いんだがな」
奴等のやった事に対する落とし前は必ず付けて貰う。
最後までこちらに抵抗するというのなら、それもまたそれでいい。
その時は帝国という国その物を滅ぼすだけなのだから。
「じゃあ、アクセル。行ってくるぜ」
「ああ、一応言っておくが気をつけろよ、それとアウルのお守りも忘れずにな」
「アクセル、俺を何だと思ってるんだよ!」
偵察部隊を派遣すると決めた翌日、俺はその偵察部隊の中の1つに向かって声を掛けていた。
この部隊は、俺が声を掛けたスティング、そしてその内容に不満を告げたアウル、それとネギま世界から派遣された魔法使いの……
「大丈夫だよ、アクセル君。ああ、いや。ごめんアクセル代表だね。どうしても僕にとっては麻帆良時代を思い出すんだ」
無精髭というのはいいのだが、ファンタジー世界にも関わらずくたびれたスーツ姿に咥えタバコ。その態度は柔らかいが、実力に関しては一級品の高畑だった。
紛争地域で活動しているという事もあって、今回アウルとスティングのお目付役として出番が出てきた訳だ。
こっちとしても、まさか高畑が出張ってくるとは思わなかった。
俺としてはそれなりの人材とだけ近右衛門に希望したんだが。
「……まさか高畑が来るとは思わなかったな」
「何、僕らとしてもこの世界には色々と思うところがあってね」
その遠い目に映っているのは、交流区画の戦
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