マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0912話
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実質的に消滅したが中国とか、あるいはソ連とかにしてみればいい餌でしかないだろう。
それを知らないというのは、ある意味幸せな事だよな。
無知の幸せ、か。
「アクセル?」
物思いに耽っていると、コーネリアのそんな声で我に返る。
「いや、何でもない。それよりアルヌスの丘周辺の調査は進んでいるか? 今まで経験してきた世界とは色々と違うだけに、戸惑うところも多いと思うが」
敢えて言うならネギま世界の魔法界が近いが、向こうの世界には進出していないしな。オスティア辺りを出歩くことはあるけど。
寧ろ魔法界という意味では、修羅達の方が詳しいだろう。
ああ、後は向こうで拳闘士デビューをしている円と美砂とか。
そんな俺の質問に、コーネリアは問題無いと頷く。
「確かにこの世界はいわゆるファンタジー世界というものだろうが、そこまでファンタジー要素は強くないからな。アルヌスの丘周辺にしても、別にモンスターが大量にいる訳でもないし」
「そうか、ならいい。ただ、色々と興味深い世界であるのは確かだからな。出来ればワイバーンとかドラゴンのような類はなるべく確保しておきたい」
ドラゴンを初めとしたファンタジー系の生物は、色々な意味で貴重だ。
そっち関係のモンスターやらなにやらは、それこそネギま世界の魔法界に行けば大量に存在しているが……何しろ、余程の事がなければこっちに出てこられないからな。
その数少ない例外が俺と召喚魔法の契約を結んでいるグリフィンドラゴンのグリだが、契約する際に俺の血に耐えられるかどうかで言えば、普通は耐えられないだろう。
俺の高濃度な魔力の込められている血というのが原因である以上、ネギま世界以降ではPPを使ってSPを……つまり魔力を大量に上昇させている為、今ではグリと契約を結んだ時よりも更に血が劇物に近くなっている筈だ。
いっそ血を希釈して契約出来るようにするべきか? とも思ったが、そうすると色々と魔法的な制約により召喚魔法の契約は出来ないらしい。
つまり俺達がドラゴンのようなファンタジー系のモンスターを見るには、ネギま世界の魔法界に行くしかない訳だ。
……だが、この門世界は違う。普通にワイバーンを初めとしたモンスターが存在しているのだ。オークやゴブリンのような、典型的なモンスターの類も。
それに捕虜から聞き出した情報によると古代龍と呼ばれている、いわゆるエンシェントドラゴンのような存在もいるらしい。
ワイバーンとは桁違いの強さを持ち、非常に高い防御力を持っているらしいが……その辺に関してはこっちの攻撃力過多といえる現状では問題ないと予想している。
寧ろどうやって殺さずに捕らえるかという方が問題だろう。
無難に考えれば、帝国の騎士団を捕らえた時と同じくイルメヤのスパイダー
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