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フリージング 新訳
第18話 She is Rana Linchen 2
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「そんなんだから、お前はあの女を守れなかったんだよ??」

「黙りやがれ??」

小鬼の怒声に、俺も怒声で返す。いつもならこの手の輩は適当にあしらうのに、こいつの言葉はなぜかイライラするのを隠せない。

「ほら、それがお前だぜ?怒りに任せて力を振るえ。欲に任せて全てを壊せ。」

そしてー……と、小鬼が言い終える前に、俺はグラディウスでそいつの首を跳ね飛ばす。だが、その口が黙ることはなかった。

「パンドラを、殲滅しろ。」

******************

「黙りやがれ??」

ガタンと怒号を響かせながら立ち上がった。気がつくと、小鬼などは何処にもおらず、部屋もあの不気味な部屋でなく、いつもの教室で、しかも、ユナ先生の授業だった。

「えっと…………」

沈黙が走る。生徒たちの注目が一気に俺へと集まる。しかも、先生はブチ切れ寸前である。

「グッドモーニング……?」
「もう昼前だ馬鹿者??」

この後、ユナ先生に小一時間説教を食らったのは、言うまでもないだろう。

そして昼休み。俺はいついかなる時であっても、先生の授業では寝ないと誓ったのだった。

「し、死ぬかと思ったぁ……………」

フラフラと歩きながら食堂へと向かう。怖かったなんてもんじゃない。例えるとしたら、初対面のサテライザー先輩を3とすると、ブチ切れた先生は10だ。

今日の昼はどうしようかと悩んでいたその時だ。バーガークイーンから悲鳴が上がる。そらは、歓喜の悲鳴ではなく、単なる恐怖の悲鳴だ。

「接触禁止の女王だ!」
「触るなよ!触ったら殺されるぞ!」

露骨だな!そしてなんだ、このデジャヴュ??前にもあったよな!

「「あっ」」

そちらに向かうと、やはりサテライザー先輩がいた。今日は持ち帰り用の紙袋ではなく、トレイに山盛りになっているハンバーガーを持っている。

「ど、どうもっす……」
「……そ、その頭どうしたの?」
「頭?あっ、たんこぶできてやがる??」

先生マジで殴ってたからなぁ……普通なら死ぬのかもしれない。

「なんていうか、微睡みの代償と言いますか……」
「フフッ……変な人。」

サテライザー先輩が優しく微笑む。その表情だけでたんこぶの痛みなど帳消しになった。

「その……よかったら、お昼一緒にどう?」

一瞬あっけに取られてしまうが、これは願っても無いことだ。

「喜んで、ご一緒させていただきます。」

向かい合わせで席に座り、ハンバーガーを食べながらの談笑……にはならなかった。先輩は無言で、俺も何か話を切り出そうとするが、その話が思い浮かばない。
だが、決して先輩も話したくないというわけでも無いらしく、何か話を切り出そうとして、それをうまく言葉に
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