22聖魔剣とコカビエル
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合うなんて事はある筈がないのだ・・・」
表情を強張らせるバルパー。
木場は聖魔剣をバルパーへ向けて斬り込もうとする
「バルパー・ガリレイ。覚悟を決めてもらう」
「・・・そうか!分かったぞ!
聖と魔、それらを司る存在のバランスが大きく崩れているとするならば説明はつく!
つまり、魔王だけではなく神も―――――」
ドスッ!!!!
光の槍がバルパーの腹を貫いた。
そして、口から血を吐きだすと光に消えた。
「お前は優秀だったよバルパー。だがな、俺はお前がいなくとも最初から一人でやれる」
そして宙に浮かぶコカビエルが嘲笑っていた。
「ハハハハ!カァーーーハッハッハッ!!」
哄笑を上げて地に降り立つ堕天使の幹部コカビエル。
ビシビシと感じるこの殺気。
「とうとう、大将のお出ましか」
「雷よ!!」
朱乃が先に仕掛け天雷をコカビエルに向けて放った。
しかし、彼女の雷はコカビエルの黒い翼の羽ばたき一つで消失した。
「俺の邪魔をするか、バラキエルの力を宿すもの」
「私を・・・あの者と一緒にするな!!」
朱乃さんはらしくないように激しく反応し、
再び雷の砲撃を放ったが全てコカビエルの翼に薙ぎ払われてしまう
(バラキエルと言えば、堕天使幹部一人で"雷光"の二つ名を持つ堕天使。ずっと気になっていたが朱乃さんの正体は・・・)
「ハハハ!全く愉快な眷属を持っているな?リアス・グレモリーよ!!
赤龍帝、禁手に至った聖剣計画の成れ果て、そしてバラキエルの力を宿す娘!
お前も兄に負けず劣らずのゲテモノ好きのようだ!!」
「兄の、我らが魔王への暴言は許さない!!何よりも私の下僕への侮辱は万死に値するわ!!」
「「はぁああああああっ!!」」
木場の聖魔剣、ゼノヴィアのデュランダルで斬りかかるが、
難なく防がれ拳を入れられ、二人は吹き飛ばされる。
「仕えるべき主を亡くしてまで、お前達は神の信者と悪魔はよく戦う」
「・・・どういうこと?」
リアスが怪訝そうな口調で訊く。
コカビエルは大笑いしながら話を続けた。
「フハハ、フハハハハハ!そうだったな!お前達下々まで真相は語られていなかったようだな?
ついでだ、教えてやるよ。先の三つ巴の戦争で四大魔王だけでなく、神も死んだのさ!!」
「なん・・・ですって・・・」
「戦後、残されたのは神を失った天使、魔王全員と上級悪魔の大半を失った悪魔、そして、幹部以外のほとんどを失った堕天使。
どこの勢力も人間に頼らねば種の存続ができなくなったのだ」
「うそだ・・・そんなの、うそだ・・・」
真実を突き付けられたゼノヴィアは力が抜けて項垂れる。
アーシアもショ
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