15日目 ゆういちはだまっている
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ーすずか sideー
アリサちゃん家の車に乗って、習い事に行くはずだったのに、車の中で眠気がきて寝ちゃって、目を覚ましたら暗い部屋でした。
起きたら、同じクラスの杉田君がいてビックリ。
杉田君から、車で寝ている間に誘拐されたらしいと聞いて、愕然としてしまいました。
杉田君は、私とアリサちゃんより先に目を覚ましてたみたいで、色々と今の状況を説明してくれてたら、アリサちゃん家の執事さんの鮫島さんが来て、アリサちゃんが鮫島さんに呼びかけてみてるけど、普段の鮫島さんじゃないと感じられたの。
そうしたら、馬?と鬼?と背の高いフードを被った人?が部屋に入って来て、私は言い知れない感覚を覚えて、『この人達 人間じゃない』と直感しました。
アリサちゃんが、鮫島さんの姿をした人に向けて呼びかけてるけど、その人? は鮫島さんの姿から悪魔みたいな人? に姿を変えた時、私やお姉ちゃんとは違う何かをハッキリと感じる。
そんな中、大きなフードの人が、私達がこれからどうなるかをおもむろに言って、私と目が合うと、私に向かい手を翳して、
『 吸血鬼の一族ですか 』
私の家の秘密を、アリサちゃんと杉田君に知られた。
アリサちゃんが、違うよね?って顔で私を見ているけど、大きな人? が続けて、
『 おや そちらのお嬢さんは 知らなかったようですね 人間から見たら・・・
隠していた事を知られた事と、この後に続けられるだろう言葉で、私の全てを奪われると感じ、精一杯の声を出して懇願したけど、
・・・我らと同じ化け物 よく人間といれますね』
大きな人? が言った事で、全てが壊れた様な気がしました。
小学校に入って、初めて出来た大切な友達。
こんな私を親友と言ってくれるアリサちゃん、なのはちゃん、立花ちゃん・・・・・
『 幾ら隠しても無駄ですよ 闇の気配は隠せませんよ 』
変えられない事実を言われて、私は目の前が真っ白になってしまい、泣き崩れた。
私が絶望してる中、杉田君からも何とも言えない感覚が伝わってきて、顔を上げてみると、杉田君が、
『 本当の化け物ってヤツ味わってみる?? 』
化け物? 私やあの人達? に向けて言ってるんじゃないのはわかる。
じゃあ、化け物って・・・・・誰の事?
杉田君は、普段のボ〜っとした感じじゃなく、大きな力を纏った“何か”に見えました。
小さな袋から取り出した氷の様な2対の刀? で鬼の人? を切り裂き、壺の様なモノに鬼の人? を吸い込むのを見て、あまりにも現実離れしている出来事に、何が起こってるのか理解が追いつかない。
『 なんだ 化け物って言うから期待したのに この程度か
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