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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第5部 トリスタニアの休日
第3章 魅惑の妖精のビスチェ
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だ」

ウルキオラは中々に豪勢な食事が盛られた皿を、テーブルの上に置いて、ルイズを呼んだ。

しかし、ルイズはベッドの中から疲れたような返事を寄こすばかり。

「昼間いっぱい食べたからいらない」

ウルキオラは溜息をついて、近場にあった椅子に腰かけた。

暫しの沈黙が流れた。

「…………る」

ルイズは小鳥のような声を発した。

「なんだ?」

ウルキオラは聞き取れなかったので、聞き返した。

「もうやだ。学院に帰る」

「任務は?」

「知らない。こんなの、私の任務じゃないもん」

ウルキオラはじろっとルイズを見つめた。

「ルイズ」

「あによ」

「お前、やる気あるのか」

「あるわよ」

「なら、何故何もせずに椅子に座ってワインを飲んでいる?」

ルイズはそれ以上反論できなかったのか、黙りこくってしまった。

しかし、ウルキオラの質問を無視し、ルイズは自分の中にあったウルキオラに対しての疑念をぶつけてみることにした。

「あんたは……」

「なんだ?」

「あんたは、四番目に強いんでしょ?その、虚とかいうのの中で」

「まあな」

ウルキオラは答えた。

そして、付け加えるようにして言った。

「お前でも理解できるように言うならば、ただの虚が平民、破面が公爵以外の貴族、十刃が公爵貴族といったところか」

ルイズはウルキオラの言葉に驚き、がばっと起き上がった。

「あんた、そんなに位高かったの!?」

「ああ。十刃の上には、王のような存在が一人いるだけだ」

驚愕の眼差しで見つめてくるルイズに対して、ウルキオラは顔色一つ変えずに答えた。

「……なによそれ」

ルイズは心底理解できない様子である。

公爵貴族と同等って、お父様と同じじゃない!

なのに、なんでこんな任務を淡々とこなせるのよ!

訳わかんない!

ルイズは考えるように俯いた。

「人間の上下関係など興味がないが、くだらんプライドに拘るやつには、大きな任務は出来ん。お前が辞めるというのであれば、好きにしろ。俺はどちらでもいい」

ムスッとして、ルイズは再び布団の中に潜り込んだ。

それから小さく呟いた。

「ねえ」

「なんだ?」

「情報収集するわ。酌もやる。それでいいんでしょ?」

「そうか」

「でも、あんたいいの?」

「なにがだ」

「それでいいの?」

ルイズは頬を染めて、不機嫌な顔で言った。

布団に潜り込んでいるため、ウルキオラには見えていない。

「酌ならいいわ。お愛想の一つも言ったげる。でも……」

「でも、なんだ?」

「ご、ご主人様が、男にべたべた触られてもい
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