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とある異世界の交差物語(クロスオーバー)
第17話 幕末の鬼、江戸の妖と語る
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…土方さん……俺は今この時代(せかい)で生きてるぜ?アンタが函館戦争で死んだって歴史の教科書に載ってたけど俺は実は生きてるんじゃないかって時々思うよ。生きて千鶴とどっかで幸せに暮らしてるんじゃないかってな……)


そう思い耽っていると詩乃に平助は頬を抓られた

「イデデデデデデ!?」

「ちょっと平助?何考え事してるの?らしくないわね。これから私と“GGO”で付き合ってもらうって約束…忘れないでよ!?」

「わ、分かってるって“シノン”!!」

そんなやり取りをしているうちに詩乃が現在 住んでいるアパートに到着した。そして詩乃は平助とある約束をした


「ふふっ!よろしい!それじゃあ、またGGO(あっち)でね?“タカトラ”!!」

「ああ!またGGO(あっち)でな!“シノン”!!」


そう約束した平助は急いで現在自分の家である一人暮らし用のアパートへと急ぎ、GGO…ガンゲイル・オンラインの世界に接続し、そして…


「うし!リンク・スタート!」


……この少年はかつて幕末の時代、近藤や土方と共に幕末という戦乱の時代に抗い、戦い続けた元・新選組八番組組長…“藤堂 平助”その人だった。

幕末の剣士である彼がこの世界いる事を土方と千鶴はまだ知らない。平助も同じく土方達がこの世界にいることをまだ知らない……



彼らが再会するのは…



まだ先の話である





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