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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
お見舞い客、一組目
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そりゃそうだ。俺だってそんなものの話を聞いたら気になるだろうし。」
「そういうことや。ついでに今日の話で分かったことも報告することになっとるから、神霊やってことも伝わるし。」
「え、それ伝えない訳にはいかないの?ほら、そんなこと言ったらスカウトとかありそうで面倒極まりないんだけど。」
「無理やな。あともう一個、その色んな神軍から『一度話がしたいから本拠まで来い』っていう旨の手紙を預かっとるんやけど、ちょっと行ってきてくれるか?」
蛟劉はそういいながら大量の手紙を取り出してお見舞い品を乗せるための台に乗せて行く。そこには本当に神軍から届いたということを証明する各神軍の旗印が押されていて、旗を取り戻したとはいえ最下層の“ノーネーム”に届くようなものではない。が、
「えー、面倒くさ。用があるならテメエが来いよこの駄神ども、って連絡返しといてくれ。」
「戦争になるわ!」
「絶対にやめなさい!縁起でもない!」
全部の神軍が全部、というわけではないかもしれないが、大体の神様はブチギレるだろう。結果として戦争になってもおかしくはない。そうなったとしたら、間違いなく七天戦争以上の数の神軍を相手にすることになるのだ。蛟劉と迦陵が声を荒げるのも無理はない。
「というか、あなた言いましたわよね!?もうふざけずにちゃんと聞くと!」
「いやだから、俺本気で面倒だからテメエが来いよこの駄神、って思ってるんだよ。」
「そんなこと言ったら戦争になるいうとるやろが!神軍を相手取るいうんがどれだけのことか、ホンマにわかっとらんのとちゃうか!?」
「ふぅん・・・アジ君、そんなに大変なのか?」
『そうだな・・・』
一輝に問われたアジ君は少し考え、
『まあ、普通なら大変では済まないであろうな。しかし、神軍側も切り札は主催者権限。それを無効化し、自らのゲームに引きずり込む事の出来る一輝ならば、勝利することもそう難しくはないかもしれんな。』
「ほうほう。」
『それに加えて私の疑似創星図も合わせれば、あらゆる神仏は相手ではない。一輝のゲーム盤に引きずり込めば下層にも被害は出ず、自らの手で殺した分は自らの力となるのだから、戦力強化できるかもしれんな。』
「・・・なあ、アジ君。結論としては、なんなんや?」
ちょっとこわごわという感じで、蛟劉がアジ君に問う。まあ、ここまでの流れでは怖いと思うのも当然ではある。
『そうだな。仮に上層の神軍の多くに喧嘩を売り、戦争になったと仮定するのなら。』
「「「「仮定するのなら?」」」」
『一方的に一輝が得をする、という可能性は極めて高いだろう。強いて言うのなら主神クラスを相手取るのが難しくなる可能性こそあるものの、それすら殺した者の霊格を取り込んでいくうちにどうとでもなろう。』
「とか言ってるけど、
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