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剣聖龍使いの神皇帝
第1巻
実戦部隊への特別顧問入り
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んの準備運動に過ぎないんですけど、何かリクエストでもありますか?」

「そうだね・・・・では赤龍帝の力を見せてほしい。君の最高の一撃を僕に打ち込んでくれればいいさ」

「どうなっても知りませんよ?『相棒は加減出来ないからな、相棒は相棒の力量をこいつらに見せてやればいいさ』分かった」

言葉と同時に、石動兄の周囲の空気がゆらりと胎動した。全身から白みがかかった通力(プラーナ)が、陽炎のように立ち昇る。稲妻のような荒ぶる通力(プラーナ)で戦闘服もそれと呼応するように鋭角なデザインになる。ピリピリ感が出るが、それは他だったら警告音となるが俺の場合は殺さないように力を加減する必要がある。

「本当に俺の一撃を喰らってみたいんですか?死ぬ事になっても?」

「ああ僕はまだ君の全力というのを見たいんでね、死ぬ事はないだろう。いくら神皇帝でもね」

俺の力はまだ目覚めたばかりだと思っているから、ああいう風に余裕ぶっているのだろうな。上級生達は見学席へ移動するが、静乃は沙紀が見る事となるので安心だ。皆一様に、物見高そうな目付きをしていたが、嫌な感じではなく実力者であるから余裕あるのだろう。

「静乃は沙紀が守るから安心だ」

「大丈夫なの?」

「お任せを。何があってもお守り致します」

そう言ってから、見学席の方に向かって行った。アリーナにいるのは、俺と石動兄だけとなった。さっきの速度はクロックアップであるが、それを見えないでいると痛い目を見る事になるのは知っているだろう。

「武器は出さないんですか?」

俺は徒手空拳の態勢となり、まだ禁手化はしない。少しだけ遊んでから、禁手化したいと思った。

「僕はあくまで受ける側だからね」

「では行きますよ?」

「いつでもど・・・・ぐぅ!」

どうぞと言う前に石動先輩の目の前まで来てからの拳は放つが、俺の攻撃が見えなかったのでノーガードだった。そして吹っ飛んだ先まで回り込んでからの回し蹴りを放ったので、防御する前となった。神速通を使う百地先輩が、俺の姿を見えていない様子でいた。石動兄は壁に激突してから、立ち上がったので今度はそちらからの攻撃という事で剣を抜いた。

「攻撃を受けるだけではなかったのですか?」

「このままだと僕は隊長として失格何でね、本気を出させてもらう!」

そして俺は、手で来いよと挑発をしたら真っ直ぐに向かってきたので剣を軽く避けたりしていたが、紙一重だ。受けるとしても拳で攻撃をするが、今度は避けて見せた。まあ今のは軽く喧嘩売っている状態だから、剣で立ち向かって来ても勝負は変わらないだけ。なので隙が出来たので、拳を背中にぶつけたのだ。今のは殺す程だったが、俺の拳と石動の通力がぶつかったので、衝撃が走るがすぐに石動兄が吹っ飛んだ。

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