第九十一話 心が壊れない限り
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それに今の状態に慣れればいいんだからな。失えばそれをカバーする…それだけだ。それにこれからの戦いにユニゾンエボリューション無しではきついだろうしな」
フェイト「大輔…なら私が大輔の支えになるよ。きっとアリサ達もそう思うだろうから」
大輔「フェイト…」
ブイモン[大輔を守れなかった俺もそろそろ本格的に強くならないといけないな…]
特訓する場所として理想的な場所も自分達にはあるのだ。
しかし、選ばれし子供達が全員揃わなければ余った子供達が弱いままになる。
それだけはブイモンも避けたかった。
エリオ「キャロ、僕はもう決めたよ。」
キャロ「エリオ君?」
エリオ「確かに僕達はこの時代の人間じゃないし、父さん達みたいに特別な選ばれし子供でもない。でも、父さん達が戦うのにずっと見ているなんて出来ない」
キャロ「エリオ君…」
エリオ「ルーテシアとも話をしよう。僕達も一緒に…本格的に一緒に戦おうって。何もしないで最悪なことになるのなら何かした方がずっとマシだよ!!」
固く誓ったその瞳はエリオの強さを表していた。
それは大輔の瞳によく似ていた。
一輝「…よし、俺も付き合うか」
大輔「兄ちゃん?」
一輝「止めようとしても無駄だぞ。確かにこの世界の選ばれし子供でもないからこっちのデジタルワールド的に無関係かもしれないが、弟分と弟分のガキ達まで戦おうってんなら話は別だ。もしぎゃあぎゃあぬかすようならデジタルワールドの神を半殺しにしてでも協力する」
大輔「目茶苦茶な…」
苦笑する大輔だが、それでこそ自分の兄貴分だと思う。
カリム「私にも出来る限りのことをさせて下さい。私はあなた達のように戦うことは出来ませんが、何かの支援は出来るはずですから」
大輔「ありがとう…よし、明日になったら早速行動開始だ!!」
ヴァンデモン[もうすぐだ…もうすぐ、霧の結界を張り終える。そして、この地は地獄と化す…それだけではない。私が永い時をかけて造り出した兵器も間もなく完成する…フフフフ…ハハハハハハ…]
その頃、ヴァンデモンは廃ビルの屋上におり、ミッドチルダ全域に霧の結界を張り巡らしていた。
結界が完成すると同時に人々の姿が消えていく。
ミッドチルダが霧に包まれ始めた時、子供達のD-3が輝き、子供達と周辺の者を守った。
翌朝、ルカは外に出ると異様な光景に目を見開いた。
街をデジモン達が徘徊していたのだ。
ルカ「…ティアナ!!」
ルカは
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