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リリなのinボクらの太陽サーガ
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ろか見習いにもジョブチェンジしてない私じゃフェイトちゃんの力にはなれへんのかぁ」

「そんなことないよ! はやてのおかげで私達は万全の状態で戦えるんだから。だからはやてが卑下しなくてもいいんだよ」

「そうさ。はやてが助けてくれなかったらあたし達、今頃きっと野宿したまま対処してただろうさ。だからホンットありがたく思ってるよ」

「な、なんや、皆してそんな手放しで褒められると、流石に私も照れるわぁ〜! よ、よっし! ほんなら皆で温泉旅行せえへん?」

「いきなり話が変わったな」

露骨に話題を変えてきたはやてだったが、境遇的に褒められ慣れていない事で耳まで真っ赤になっている彼女の様子はどことなく微笑ましく、あんまりやり過ぎるのも可哀そうだと思うので大人しく乗ってやる事にした。

「それで温泉旅行とは?」

「こっから少し離れた所に海鳴市の温泉スポットがあるんやけど、慰安旅行も兼ねて行ってみいひんか? 万全を期すには戦いの疲れを癒すのも大事やろ?」

「………そうだな。それにそういう少し離れた場所はまだ調べていない。休暇がてら行ってみる価値はあると思うぞ、フェイト」

「なんか最近のんびりしてる気がするけど、あたしはこういうのが良いと思うよ?」

「……アルフとお兄ちゃんが言うなら……いいかな?」

「おっしゃあ! 言質とったでフェイトちゃん! なら早速準備始めるから、期待しててな〜♪」

以前から行きたかったせいか、ワクワクしているはやてをフェイトとアルフは微笑ましく眺めていた。……フェイトが魔法の事を教えたんだ、おれもヴァンパイアの事を話しておくべきか。

「すまないが、おれからも話がある。生きるために知っておくべき大事な話だ」

「生きるためにって……サバタ、もしかしてあの夜フェイトを襲ってきたアイツが関係してるのかい?」

「うぅ……今話すの〜……? 夜だから少し怖いなぁ……」

「あれ? 二人ともなんや、急にホラー映画を見た時のような雰囲気出して……え? も、もしかしてリアルにホラー的存在がおるんか!? ウリィィィィィッッ!! っとか叫ぶ奴がほんまにおるんか!?」

ジョジョか……おれも少し読んだが、吸血鬼の設定がアンデッドとかなり似ていた印象がある。説明が面倒になった時、参考文献に丁度いいかもな。

「はやての言っている事はあながち間違いではない。フェイトもアルフもよく聞いておくんだ。今から語るのはおれが戦っている敵、銀河意思ダークの使者イモータル、闇の一族の眷属にして反生命種アンデッド、奴らの脅威の事だ……」

「イモータル……アンデッド?」

「まず前提として言っておくが、フェイトとアルフのように俺はこの世界の人間ではない。世紀末世界、人々が太陽を忘れた世界からやって
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