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リリなのinボクらの太陽サーガ
相談
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人ごとに適正した魔法があるから、全部同じって事にはならないよ。それよりリンカーコアがあるかどうか調べる方法だけど……[はやて、この声が聞こえる?]」

「おわっ!? なんや、少し前の時みたいに頭ん中にフェイトちゃんの声が聞こえるで!?」

「うん。念話が届くなら、はやてにもリンカーコアはあるみたい」

「念話?」

「そう、こうやって魔力を通して遠くの相手と話せるんだけど、リンカーコアがないと聞こえないんだ。範囲や周波数などの調整はその人の技量次第だけど」

「へぇ〜! じゃあ私も魔法使いになれるんやな!」

「そうみたいだね。ところで今言っていた“少し前”って何のことだい?」

「えっとな、確かフェイトちゃん達がここに来る一日前の夜に[誰か助けて……力を僕に貸して……]って感じの声が聞こえたんよ。でも私の足はこんなやから行っても力になれへんと思って心苦しかったけど大人しくしとったんや。けど次の日、また同じような声が聞こえてきて、ずっとこのままやったらどうしたもんかなぁ、と悩んどったらうちの家の近くでドカドカすごい音が響いてきたから、こればっかりは看過できひんと思って行ってみたら皆がおったわけや」

「なるほど、念話の後に騒音被害を受けていたから出てきたわけか。それなのにここに住まわせてもらっているのだから、はやてには正直感謝しているぞ」

「さ、さよか……サバタ兄ちゃんからお褒めの言葉をもらえるなんて嬉しいわぁ。それで皆が来てからあの念話が来なくなったから、あんまり気にしとらんかったけど要するに今、海鳴市に魔法的事件が起きとるんやな?」

「そう。それで私とアルフは原因となっている、このジュエルシードを集めている。この前の動物病院の倒壊も、スタジアム傍にできた謎の陥没も大本の原因はこれ」

「ほえ〜こんな綺麗な宝石があんな事件をなぁ〜。じゃあフェイトちゃんは陰でこの街を守るヒーローみたいなもんやな!」

「ヒ、ヒーロー……?」

「あ、魔法少女やったらどちらかと言うとヒロインか? せやけど私らが住んどる街を守っとるのに変わりはあらへんから、やっぱりフェイトちゃんは本当に良い人やよ」

「……………」

今のはやての発言でフェイトの中の何かが変わった。いや、気づいたというべきか。ジュエルシードの話をする時に見せていた影が薄くなったように見える。何にせよ、悪い変化ではないように思われる。

「それで、その封印ってのは私にもできるん?」

「ううん、はやてにはリンカーコアはあっても魔法の使い方を知らないし、デバイスもないから実戦に出るのは危険だよ」

「要するに才能があってもレベル1の装備なしで戦ったらあっという間にゲームオーバーっちゅうことやな。なるほどなるほど……あ〜あ、まだ魔法使いどこ
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