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リリなのinボクらの太陽サーガ
邂逅
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ている彼女を受け止め、地面に激突させずに済ませた。

「あ……!」

胸元で少女がなぜか安堵の声を漏らしたが、俺はつい気が緩んでいた彼女に喝を入れる。

「何をボサッとしている! 戦いの最中に敵から意識を逸らすな!」

「は、はいッ!」

慌てて元気よく返事をして離れた少女に、追撃を仕掛けてきたツタにカウンターとしてクイックドロウで暗黒ショットを放つ。慣性の法則で咄嗟にかわせなかったツタにそれが直撃した瞬間、まるでマグマが当たったかのように触れた部分が溶けた。そのダメージで暴走体はこちらの攻撃を警戒するようになり、ツタでの追撃に二の足を踏んでいた。

「暴走体を構成していた魔力が消滅……いや、喰われた? その銃はいったい……?」

「獣、今は余計な詮索をしている場合ではない!」

「た、確かに今の僕の姿はフェレットだけどさぁ……」

“獣”呼ばわりがショックだったのか、顔に縦線が入る“獣”。本来の名前は先程呼ばれていたユーノと言うようだが、変な獣の姿をしているせいか、なぜか名前で呼ぶ気になれない。なお、同じ使い魔で素体が狼のアルフの場合は普段から人型でいるから普通に呼んでいる。つまり名前で呼ばれたければ一度でも人の姿を見せろ、という事だ。

ガルム? あれは元精霊で闇のガーディアンなんだから普通に名前で呼んでいたぞ?

ジュエルシード本体に向かってツタを破壊しながら突き進んでいくと、おれ達の進撃を抑えるべく木の根の障壁が道を遮っていた。後ろでは少女が律儀に魔法で打ち破ろうとしていたが、そうさせずともおれが暗黒独楽で薙ぎ払うだけで障壁が消滅して通れるようになる。反撃と言わんばかりに数多くのツタをしならせて連続的に降り注いでくるのを、時折ゼロシフトを交えながらツタの上に飛び乗ったり側面を蹴って跳躍したりしてかわし、暗黒ショットで迎撃する。

「この人……すごく強いの!」

「そんな事より、おまえ達はあれを封印できるのか?」

そう言って俺は暴走の中心を指差して尋ねる。中心点では巨大な青い結晶の中で二人の男女が意識を失っていた。どうやら今回は人に憑りついた暴走体らしく、他の動物と比べて思念の強さが大きいからここまで暴走したのだと“獣”が説明する。
ターゲットを指し示して尋ねると、少女は頷いた。彼女が機械的な形状の杖を向けて少々演出過多な封印魔法を使用すると、すぐさま周囲に大きな被害を与えていた木の根は跡形もなく消え去り、その場には気絶した男女とジュエルシードが一つ落ちている光景が残った。

「……片付いたか。ところでさっき、なぜおまえはいきなり謝ったのだ?」

「私のせいなの……私があの時ちゃんと確かめていれば、こんな事にはならなかったの。だから……」

「なのは………」

ぽつりぽつりと少
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