21木場至る
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少しやりすぎたか」
「ほう・・・ケルベロス共を無傷で倒すか、更に悪魔で聖剣を使うか面白い」
声がする方を見ると十枚の漆黒の翼を持った若い堕天使がいた。
堕天使の幹部が一人のコカビエル。
「くくく、魔王の妹を二人、犯してから殺せば、サーゼクスとセラフォルーの激情が俺に向けられるのなら、悪くは無い」
今の発言を聞いて、やっと線と線が繋がった。
神と悪魔の戦争を再び起こす為に、こんな行動を起こしたという訳か。
尚更、こいつの所業を許す訳にはいかなくなってきたな・・・
「くらいなさい!コカビエル!」
赤龍帝の力を譲渡されたリアスは、巨大な魔力の塊をコカビエルに向かって撃つ
だが、コカビエルは片手を前に突き出して巨大な一撃を防ぎ、軌道をずらした
「なるほど。赤龍帝の力があれば、
"滅びの力"を持つリアス・グレモリーの力をここまで、引き上がるか。
その上、悪魔の聖剣使い・・・面白い!!これは酷く面白いぞ!!」
コカビエルは空中で笑う中、強い光が発された
見てみると、校庭の真ん中にある四本のエクスカリバーが重なり、一本に戻っていった
「エクスカリバーが一本になった光で、下の術式も完成した。
あと20分もしない内にこの町は崩壊するだろう。
解除するにはコカビエルを倒すしかない・・・」
この町が消滅する・・・?本当に最低な事をしてくれるよ。
「陣のエクスカリバーを使え。最後の余興だ。
四本の力を得たエクスカリバーで戦ってみろ」
「へいへい。まーったく、俺のボスは人使いが荒くてさぁ。
でもでも!チョー素敵仕様になったエクスなカリバーちゃんを使えるなんて光栄の極み、みたいな?
ちょっくら、悪魔でもチョッパーしますかね!」
フリードは校庭のエクスカリバーを握り構える
「こうなってしまった以上、エクスカリバーを破壊するしかない。
最悪、"欠片"を回収すれば何の問題もない筈だ。
聖剣は使う者によって、場合も変わる。・・・あれは異形の剣だ」
ゼノヴィアは"エクスカリバーの破壊"を承認する。
木場はバルパーと向きあう。
「バルパー・ガリレイ。僕は『聖剣計画』の生き残りだ。
いや、正確にはあなたに殺された身だ。悪魔に転生した事で生き永らえている」
「ほう、あの計画の生き残りか、これは数奇なものだ。
こんな極東の国で会う事になろうとは。縁を感じるな」
ニヤリッと笑う大司教は自分の過去を語りだす
「私はな。聖剣が好きなのだよ。それこそ夢にまで見る程に。
幼少の頃、エクスカリバーの伝記に心を躍らせたからなのだろうな。
だからこそ、自分に聖剣使いの適性が無いと知った時の絶望と言ったらなかった。
自分では使えないからこそ、
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