第九十話 それぞれの決意
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ですか?」
フレイモン[そりゃそうだ]
小声で会話をするルカとフレイモン。
ルカとフレイモンは空いていた部屋を宛てがわれ、そこにある布団に横になる。
ルカ「駄目だ…お腹減った…」
フレイモン[無理せずおかわりすりゃよかったじゃんか]
ルカ「出来ませんよそんなの…」
ルカは今日だけ自分の異常な食欲を怨んだ。
フレイモン[まあ、気持ちは分かるけどな…!?]
フレイモンが窓の方を見た時、白い影か見えた。
ルカ「フレイモン?」
フレイモン[ストラビモン…]
ルカ「え?」
フレイモンは部屋から出ると玄関に向かう。
ルカも慌てて追い掛ける。
エイミィ「ルカ君?フレイモンも何処に行くの?」
ルカ「分かりません!!フレイモンがいきなり出ていって…とにかく皆さんは家の中にいてくださいね!!危険ですから!!」
ルカは玄関を出てフレイモンを追い掛けた。
ストラビモンはティアナが13人目の子供だとD-3を見て確信したが、それ以上にティアナと言う子供に対し何処かモヤモヤとした思いを感じていた。
ティアナにはあの時初めて出会った筈なのに…。
ストラビモン[(あのティアナと言う子供、何故か俺は知っていた様な気がする…)]
フレイモン[考え事かストラビモン]
ストラビモン[!?]
後ろからかけられた声にストラビモンは慌てて後ろを向くとフレイモンが立っていた。
ストラビモン[(いつ背後を取られた!?)]
考え事をしていたとはいえ自分に気配を悟らせないとは…。
フレイモン[あのオレンジ色の髪の女の子が気になるのか?]
ストラビモン[!?何故それを…]
フレイモン[分かるさ。どんなに変わってしまってもお前のことは分かる自信がある。]
ストラビモン[何…?]
フレイモン[俺とお前は友達だからな]
ストラビモン[友…達……]
フレイモン[待っていたんだろう?あの子を]
ストラビモン[待っていた…?俺は…俺は…ティアナを…ティアナを待っていた?そうだ…あの時俺は…ティアナを待ち続けていた…]
フレイモン[お前はティアナを探しに行くと言って俺達が暮らしていた森を離れたな]
ストラビモン[そして俺はヴァンデモンに会い…そして…]
フレイモン[全部思い出したか?]
ストラビモン[…ああ…すまん、迷惑をかけたな]
フレイモン[気にすんな]
ルカ「これからどうし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ