少年は剣の世界で城を上るようです 第八層
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うん何も見なかったメイド服のネージュたんなんて見なかった。
・・・さて、今回最後参加した2小隊・計10名。レイドパーティの最後方。
黒猫団ともう一つ上級ギルドが新たに参加した訳だが・・・一様に緊張している。
一人だけはネージュたん睨んでるけど。ゴッツイ睨んでるけど。
「(今回は余程の事が無い限り出ない作戦だが・・・一応、だ。)」
昨日頼んだ件をネージュたんに改めて確認すべく、ノワールをひっぱたいてから
話を付けた。そこまでして、漸くヒースクリフ率いる血盟騎士団と、DDA本隊が
合流した。さぁ・・・行くか。
「盾部隊、死神一家。最前列へ。行くぞ……!突撃!!」
ゥォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
俺・ノワール・ヒースクリフを中心にした盾部隊が先陣を切って突撃。
ボス間に入った瞬間、まるで向こうも痺れを切らしているかのように一瞬で
ポリゴンが巨大な塊を形成、そこに六本のくの字の棒が生え、弾ける。
『ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』
「出地震来るぞ!ジャンプ後ワンパン忘れるなよお前ら!」
「勿論!」「あいよ!」「無論だ。」
ズドォォン!!
ポリゴンが六本腕の仏像の姿になると同時、一番上の腕を組み地面に振り下ろす。
広いボス間を全て飲み込む地震攻撃。最初来た時は俺達が意外全員食らって偵察も
出来たものではなかった。ボスの名前も見る暇も無かったしな・・・と改めて確認。
【the Diva Various】、金属鎧のおっかない顔をした仏様と言ったモンスター。
顔三つに腕六本なので正に阿修羅だ。
「"閻魔座興"!」
ザザザンッ!
「いきなり行くわよぉー!"天鎚"!!」
ズドォン!!
「"サンドライト・マーガット"!!」
ザザザザンザザザドンッ!
「ぬぅん!!」
ドズンッ!
『ゴゴォッ!?』
最初の一合。逆三角斬とジャンプした状態からの縦一文字と盾の横一文字。
阿修羅像は残りの四本の腕を使い防御しようとしたが、更に8撃が加わる。
隙を縫い6撃が全てクリーンヒットし、ボスのHPバー一本目を半分持って行った。
技後硬直が解けると同時、ノワールは下がり代わりに盾持ちが前に出る。
「任せるわ〜。」
「ハッ、お任せを!!ぬぅん!」
ゴガァン!
「親衛隊有能すぎるだろ……。」
「我等だけでボスを攻略すべく集まったので、どんな状況にも対応可能な
編成となっております。全てはお姉様の御身をご守護する為!」
「愛が深いなぁ……っと。」
ドドォン!!
前線、全員が盾でガッチリ受け止め
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