暁 〜小説投稿サイト〜
少年は旅行をするようです
少年は剣の世界で城を上るようです 第八層
[12/12]

[8]前話 [9] 最初
器じゃない。」

「ですよねー。それじゃ!」

「行くぞ!」


男の戦いに邪魔はいらない。

バンッ!と飛び上がり、空中でポージング。互いに拳を握り――振りかぶる!


「「ジャン!ケンッ!ポォォン!あいこでしょぉ!あいこでしょぉお!!」」

「毎回毎回良くやるわねぇ。」

「・・・元気、すぎ。」


ボス戦と同じくらい白熱したジャンケンが始まる。

職業(?)上、ラストアタック・ボーナスを取り易い俺とキリトは、何度か限定装備と

強化に有用なアイテムが分かれてドロップする事があった。

そこで決まったのがこの勝負。両方が欲しかったら勝負し、勝った方が貰う。

とは言えタダで貰う訳でもないので、そこは一応、納得の取引だ。


「「ぽぉぉん!!」」

「いぃいいいよっしゃぁああああああああ!!」

「ぬぁああああああああああああああああ!!」


十回以上の死等の末、俺の鉄拳(グー)がキリトの双剣(チョキ)を打ち破った。

ブーブー文句を言うのを無視し、トレード画面を出す。

協議の結果、25万コルと武器を交換し、OK。そして早速使うと。

テンテンテロレロテンテンテン♪
「うーん、懐かしい音だ。」

「そう?この間私のも聞いたじゃない。」

「それはそうなんだけどなー、っと。"正法念処経"………?」


スキル欄に、新たに"正法念処経"なる謎のスキルが追加された。

試してみようとキリトにデュエルを送ろうとした所で、狙ったようにヒースクリフ

から祝勝会のお誘いが来た。・・・傍にいるであろう団員の顔を思い浮かべ、

仕方なく四人連れ立って50層に向かったのだった。

Side out

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ