少年は剣の世界で城を上るようです 第八層
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器じゃない。」
「ですよねー。それじゃ!」
「行くぞ!」
男の戦いに邪魔はいらない。
バンッ!と飛び上がり、空中でポージング。互いに拳を握り――振りかぶる!
「「ジャン!ケンッ!ポォォン!あいこでしょぉ!あいこでしょぉお!!」」
「毎回毎回良くやるわねぇ。」
「・・・元気、すぎ。」
ボス戦と同じくらい白熱したジャンケンが始まる。
職業(?)上、ラストアタック・ボーナスを取り易い俺とキリトは、何度か限定装備と
強化に有用なアイテムが分かれてドロップする事があった。
そこで決まったのがこの勝負。両方が欲しかったら勝負し、勝った方が貰う。
とは言えタダで貰う訳でもないので、そこは一応、納得の取引だ。
「「ぽぉぉん!!」」
「いぃいいいよっしゃぁああああああああ!!」
「ぬぁああああああああああああああああ!!」
十回以上の死等の末、俺の鉄拳がキリトの双剣を打ち破った。
ブーブー文句を言うのを無視し、トレード画面を出す。
協議の結果、25万コルと武器を交換し、OK。そして早速使うと。
テンテンテロレロテンテンテン♪
「うーん、懐かしい音だ。」
「そう?この間私のも聞いたじゃない。」
「それはそうなんだけどなー、っと。"正法念処経"………?」
スキル欄に、新たに"正法念処経"なる謎のスキルが追加された。
試してみようとキリトにデュエルを送ろうとした所で、狙ったようにヒースクリフ
から祝勝会のお誘いが来た。・・・傍にいるであろう団員の顔を思い浮かべ、
仕方なく四人連れ立って50層に向かったのだった。
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