少年は剣の世界で城を上るようです 第七層
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やっぱり理解できないよ。そう言えるのが大人と子供の違いなのかな?
だとしたら・・・もう少し子供でも良い気がする。
「・・・これ、も。」
「おぉ、今日は随分奮発するじゃねぇかお嬢ちゃん。毎度あり!今後ともご贔屓に。」
「ん、よきにはからえ。」
「若干使い方間違ってると思うんだけど……「・・・うっさい。」って、待って
待って!おいて行かないでー!」
最後にカウンターの近くにあった何かを購入して、アリアちゃんはさっさと
店から出て行ってしまった。うぅ、私もちょっと見たかったんだけどなぁ・・・。
でも今日は我慢!何故なら私がエスコート役なんだから!・・・あれ?エスコートって
連れまわされるって意味だっけ・・・。
Side out
Side 愁磨
「・・・ただい、ま。」
てててっ
「お、お邪魔しまぁ〜す。」
「お帰り、アリアにアスナちゃん。今日はどうだった?っとと。」
ぎゅっ
「・・・・・・・・・つかれた。」
夕方。暗くなってから帰って来たアリアは何故か鉄扇を装備していた。
・・・まぁ本人は疲れたって言うし、お伴だったアスナちゃんは憔悴してるし聞かない事に
しておこう。言うほど機嫌も悪くないみたいだし、手を繋いで帰って来た所を見ると
和解したんだろう。
「あ。ママ、プレゼント。」
「あら?あらあら?これってあの怖い店長さんの所の?ありがとぉアリア〜!愛してるわー!」
「・・・ん、わたしも。」
ごそごそと何か取り出したと思ったら、彼是10回は交渉に行ったであろう、
ファンシーショップに飾られていた髪飾りをノワールにプレゼントしたアリア。
頑として断って来た店長さんをどうやって説得したんだか・・・。
「アスナが、ろーらくした、の。」
「「…………へー。」」
「違いますよ!?なんでそんな目で私を見るんですか!アリアちゃんが交渉しただけです!」
「や、冗談なのは分かってるんだけど。あの店長さんがねぇ……。」
ノワールの色仕掛けにも微動だにしなかったあの店長さんがなぁ・・・と思い、
ふと二人を見やる。
アリアは淡い水色系を基調に黄色や白い布をあしらったフリッフリのゴスロリ服。
アスナちゃんも同じく淡い水色を基調にしているが、こちらは赤を合わせた
ゴス成分の入った、制服系といった感じだ。・・・ふむ、あの店長さん実は
ゴスロリか制服が好きなんだろうか。まぁそれはいい。
「それでアリア、俺の分h「・・・パパのはない。女の子の、おみせ。」
えぇぇえぇえぇえぇえぇえぇ!そぉんなぁ………。」
「・・・・・・アスナのかったら、お
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