暁 〜小説投稿サイト〜
少年は旅行をするようです
少年は剣の世界で城を上るようです 第七層
[6/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
命を賭して守りに行く。

・・・あぁ、だから明日菜とも仲が良かったのか。今更納得だ。


「よし、アリア!」

「・・・なに?」

「明後日アスナとデートな!命令です!」

「……え?」「・・・・・・え?」


Side out


Side アスナ

「お、おはようアリアちゃん。えーっと……い、良い天気ね!」


私が"死神の翼(ゴッド・オブ・プテリュクス)"、通称"死神一家"の皆さんとキリト君と出会った翌々日



キリト君とアリアちゃん対策を話し合っていたらノワールさんからメッセージが

飛んで来て日にちが決まり、その翌日服を買いに行って、そして今日アリアちゃんと

デートする事になった。・・・なんでだろう。

で、でも仲良くなるチャンスよね!なんでか嫌われてるみたいだし・・・。


「・・・・・・・・・・・・ん。」


と、凄い間を空けて返事をして来たアリアちゃん。黒い軽鎧は脱ぎ捨てて、

淡い感じの色で纏めたゴスロリっぽい服に身を包んでいるせいか、いつもよりも

更にお人形さんのような印象だ。前もって服を合わせる様にしたから私もそれなりに

フリフリしているんだけど、別次元の可愛さだ。

どうしよう、抱きしめたい・・・!!いや、駄目駄目。絶対怒られるから。


「何処か行きたいところある?って言うか、私アリアちゃんが好きなものとか

知らないから、聞かせてくれたらうれしいかなー、って……。」

「・・・・行きたいの、おうち。好きなの、パパとママ。あと、ほんのちょっとだけ、

キリト・・・。」

「あ、あはははは……ええっと、他には?」

「・・・・・・・・んん。」


あ、今のは悩んでる『ん』ね。キリト君に教えて貰っておいて良かった。

でも好きなものって聞いたらパパとママって、可愛いなぁ。

・・その後にキリト君って、ちょっと、うぅん、どうやって最初コミュニケーション

取ったのかな?慣れてないと『ん』しか返事しないって言ってたからこうやって

答えてくれる質問にしたんだけど。


「・・・あ、そだ。」

「えっ!なに!?どこか行きたい場所あるの!?」

「・・・・・・うるさい。まえ、フローリアで見つけた花飾り、欲しいって、ママが

言ってた。でも、ひばいひんだ、って・・・。」

「そっかぁ………あ、でもフローリアの小物売ってる人なら私知り合いかも。行ってみよ!」

「ん。」


即答!?え、ええっと今のは嬉しい『ん』よね、確か。多分。

うう、うるさいって言われちゃったけど結果オーライよね!よし、前に出すぎないように、

でも根負けしないでガッツを見せる!
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ