本編
第十三話 異世界からの介入?(2)
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いえ!!」
しかし、少女の言った言葉に再び会議室は騒然となる。
「もちろん!ペルシャール・ミーストさんデース!」
ケーニッツもこの核爆弾並みの攻撃に耐えきれず、ついに席に座り込むのであった。それもそうである。なにせ自分たちの上官。すなわち大統領が敵国の特殊部隊の司令官であったことが発覚したのだから。しかし、ケーニッツも黙っているだけではない。落ち着きを取り戻すとすぐに席を立って少女たちに叫ぶような声で言い放った。
「嘘をつくにしてももう少ましな嘘を考えたらどうだ!この帝国人め!大統領閣下を汚すクソガキどもが!!」
いささかリミッターが解除されていたが、言っていることは正しいので誰も何も言わなかった。というより、大統領の名を汚した少女たちへの苛立ちを抑えつけているからだったりする。
しかし、興奮Maxの会議室に次の言葉が響いた瞬間、一気に静けさを取り戻すことになる。
「あの、ちょっと小さな声でしゃべていただけますか。私と北上さんの空気を壊さないでもらえます?」
「「「「・・・・・」」」」
どこかの魔王のように後ろからヤヴァイオーラを出しているまたしても少女であった。これには猛将のケーニッツも縮こまざるを得なかった。
そして次の言葉を聞いたものは皆同じことを考えることになる。
「さ♪北上さん♪ここはうるさいですからほかの部屋に行きましょう♪」
「「「「(絶対二重人格だろ)」」」」
さっきの少女がいなくなったため、会議室の空気も少し和らいだがケーニッツの声で一気に絞められた。
「貴様らの上官の件は一度おいておく。次に問う、貴様らの目的はなんだ。何のためにここへ来た」
「私たちは提督に会いにここへ来たのデース。もう一度言っておきますがー、Youたちと戦うつもりはありまセーン」
「一応聞いておく、提督とは誰の事だ」
ケーニッツはある程度予測していたが念のために少女たちとは正反対で低い声で聞いた。
「もちろんペルシャール・ミーストさんネー」
この言葉に希望的観測をしていた者たちは急降下爆撃機のごとくどん底に突き落とされた。
「・・・大統領閣下に敵かもしれぬ者を合わせることはできん」
「Oh,固いこと言わないでくだサーイ」
「何度言われようとも大統領閣下に合わせることはできん!」
「しょうがないですネー。直接提督に会いに行きマース」
「なんだと!?この糞ガキどもめ!大統領閣下に指一本触れさせるか!!」
ケーニッツの言葉が終わる前に通信は切られ、同時に敵艦隊が港に突入してきた。
「閣下!敵艦隊が軍港に突入してきます!」
「防衛設備は!?」
「ほぼ破壊され、迎撃は不可能です!」
軍港は特に防衛設備が多数配置されていたのだが、戦艦相手とまともに戦えるはずもなく次々と破壊されるだけであっ
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