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っ!?ちょっヒロヤ!? 」

「シノ。おにぎり六つとお茶を一本。あっ、それとなんかデザートを頼む」

「へっ………?えっ………?あ、うん。つまりパシり? 」

慌てていたのが一変。今はきょとんとしている。

「頼む!シノしか俺の昼飯が手に入らないんだ………俺が言ったことをそのまま言えば、道は開かれる」

「……そ、そうなの?わ、わかったわ。けど、ちゃんとお詫びは貰うわよ?それで、なんて言えばいいの? 」

「ああいいぞ。好きなのを買え。ちなみに言うことは…ゴニョゴニョ」

シノの耳元で言うことを教えた。またきょとんとした顔をした。

「そんなことで買えるの? 」

「ああ。十中八九買える。頼んだぞ」

「まあいいけど。じゃあ行ってくるわ」

そしてシノは購買に向かっていった。

「ヒロヤ君。あまり女の子をいじめちゃダメだよ」

「いいから見てろ。それにいじめてない」

シノが人混みのところにつくと、先ほど言った言葉を大きく口にした。

「すいません!購買は初めてでわからないんですけど、これってどこに並べば買えますか? 」

すると、それを聞いたのか人混みの中に一本の道が開かれた。

「こっちですトオサカさん」

「珍しいですね。購買なんて」

「よ、よかったら一緒に食べませんか? 」

と、まわりからいろいろ声をかけられている。

「ヒロヤ君。僕はこんな光景は初めてだよ………。今日この日を、天之川学園購買戦争終戦日と名付けるほどだよ」

「勝手につけてろ。しかもちゃっかり誘われているし」

あかん。にしても腹減ったわ〜。
腹を押さえていると、シノが戻ってきた。

「お帰り、終戦の女神よ。戦果をみせてくれ」

「終戦の女神ってなによ?はい」

差し出された袋の中には、おにぎり六つとお茶一本。それと頼んでないはずのメロンパン。デザートはエクレアとシュークリームとチョコレートとぷにたまとクレープとetc.

「シノ。四分の三がデザートなのだが、これはどういうことだろう? 」

「さて、買えたし教室に戻りましょう」

「聞けよ! 」





ーーー−−





「はい。おにぎり六つとお茶一本とメロンパンとエクレア。メロンパンは、おにぎりだけじゃ足りないと思ったから買っといたわ」

「おうサンキュー。しかし、四分の三はシノのデザートときたか。なかなかやるなおい」

おにぎりにかぶつきながらそういう。
てかいくら払ったんだ?後で財布の残金を確認しよう………。

「ヒロヤ君が悪いことするからだよ。まさかパシらせるとはね」

「お前が行ってくれないからだろ。ボソッ。にしてもあんな作戦でいけるとはな。シノ
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