暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜青の剣士達〜
第3部 GGO
40話 銃の世界で
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ついこの前だし」

ソウさんの幼馴染であり、兄さんの親友の一人、朝田詩乃ことシノン。
このGGO内で待ち合わせしており、GGOについて教えてくれることになっている。

「まあいいわ。で、お金あるの?装備整えないといけないんだし」

「カジノあるんだろ?そこでいいと思ってるんだけど・・・・」

「・・・・・あんた、カジノ潰す気?」

シノンさんが、兄さんを見る。

「まさか!んなわけないだろ」

兄さんは肩を竦めた。にしても、カジノ潰す気ってどういうことだろう・・・・?

「ねえ、シノン」

「何?アスナ」

「キリト君ってもしかして、昔から勝負強かった・・・・?」

アスナさんは恐る恐る聞いた。シノンさんはこっくりと頷く。
アスナさんはやっぱり・・・と言いたげな顔をした。

「それってどういうこと?」

僕は堪らず聞く。すると、衝撃の答えが返って来た。

「SAOの時、キリト君、カジノ、たまに行ってたんだけどね・・・・一回も負けて帰って来たことないの」

「キリト、カジノがあるゲーム行くと、カジノによく行くんだけど、すぐ横で見てると、いつも勝つのよね・・・・」

「私、謎だったのよね・・・・いくらなんでもそれはないって思ってたし」

「でも、あいつに取ってはそれが当たり前っていう・・・・・本当に謎だわ」

どうやら、二人とも同じところを疑問に思っていたらしい。
確かに、聞いてると本当に?って思うけど・・・・兄さんだし。

「そんなにおかしいことか?」

兄さんは首を傾げる。

「「すごくおかしいこと(真顔)」」

二人は兄さんにそう言った。



「こんぐらい稼げればいいだろう・・・・」

僕達はその言葉と今の光景を見て、顔を引きつらせた。

周りを見れば、地面に倒れこむ人、人、人。その数は二十を超えた。
兄さんがカジノで勝負を始めたその時からカジノ側の地獄が始まった。
何をしようとも勝てない。挑発しようとも乗ってこない。ただ、淡々にゲームをこなす。
そして、勝利を収めて行く。

「キリトの昔の二つ名を思い出したわ・・・・」

シノンさんはため息をつく。

「どんな二つ名だったんですか・・・?」

僕は聞いた。

「≪絶対王者≫または、≪VINCENZIO((勝利を約束された者))≫」

「随分と懐かしい二つ名を出して来たな・・・・お前」

「それが一段と増して来てると感じるのは私だけかしら」

「俺もだ、シノン」

「・・・・ソウと一緒って嫌ね」

「お前、俺にだけすごく酷いよな、おい」

「幼馴染だからよ」

シノンさんはソウさんの言葉にそう返す。

「さて、装備整えて、予選に出
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