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第9話 美希は研修旅行でいない!!
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にした。
 「ギギーーーーッ。」

 一方、待ち合わせの場所では

 「おはよう、ブッキー。」
 「おはよう、ラブちゃん。」
 「どこへ行く、赤塚城跡にしよ。」
 「うん。」
 ラブと祈里は赤塚城跡へ向かった。途中、違う行列を見つけた。松月院である。
 「やっぱり、人気の観光名所はどこも行列ね。」
 「うん、奥へ進むよ。」
 次は2組の行列を発見した。1つは赤塚植物園へ、もう1つは大仏さんのある乗蓮寺への行列だった。
 「いやっ、すごいね。植物園も大仏さんもこんなに人気があるなんて。」
 「花見のついでに観光名所も回ろうと考えてる人が多いのよ。」
 ラブと祈里は、更に奥へ足を伸ばしているのであった。

 一方、ウェスターは
 
 西隼人に成り済まして進んでいた。
 「どこへ行こうかな。とりあえず、名前の通り西へ向かうか。」
 ウェスターも赤塚城跡のある方向へ向かった。

 一方、ラブと祈里は

 「この行列は。」
 「区立美術館の行列よ。」
 「ここを過ぎたら、そろそろね。」
 「ねえ、ラブ、ここにしよ。」
 「かなり人がいるけど、なんとかレジャーシート敷けるね。」
 「うん。」
 ラブと祈里はレジャーシートを敷き、桜を見ながら寛ぎ始めた。」

 一方
 
 西隼人も赤塚城跡に到着していた。
 「かなり人がいるぜ。やりがいがあるぜ。テンペンチイカードだから桜の木でいいな。よし決まった。スイッチ・オーバー。」
 「ボン。」
 「ガハハハハハハ。我が名はウェスター。ラビリンス一の力持ち。テンペンチイ1号、我に仕えよ。」
 「シューーーーーーッ、ペタッ。」
 「ズズズズズズズ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴオッ。」
 「チェリーーーーーッス。」
 「行けっ、テンペンチイ1号。大暴れしろ!」
 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ。バケモノ。」
 「キャアーーーーッ。」
 「逃げろーーーーー。」

 赤塚公園内ドーナツカフェ

 「売り切れでい。」
 「売り切れって。」
 カオルちゃんは店を畳み始めた。
 「ちょっと材料仕込んで来るでい。2・3時間後、再開するでい。」
 「バタン。シュシュシュシュ。ブオーーーン、ブオーーーン。」
 「おっと、爺さんからメールが届いているでい。赤塚城跡でい。」
 カオルちゃんは移動販売車を動かし始めた。
 「ブオーーーーーーッ。」

 赤塚城跡

 「ん、何かあったわ。」
 「皆、園外へ向かって走ってる。」
 「ガハハハハハハハ。もっと泣け、ワメけ。」
 「何がもっと泣けワメけよ。」
 「来たか。」
 「許さない。変身よ。」
 「OK。」
 ラブと祈里は、リンクルンを差し出し外部メモリーを差し込み90度に捻った。
 「チェンジ
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