異変終了ー日常ー
Part15 不幸の黒と宴会の罠
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が勝手な妄想を……」
「じゃあこの、『フランさんの身長は124〜128cmで、恐らく体重は………で、髪の毛の中で一番長い髪の毛は……』ってのは?」
「……紛れもない。一言一句全て俺の言葉です」
「死ね!!」
最後のナイフは脳天に突き刺さった。
そういや、最後のフランについての所だけ、取材中の射命丸の目が虚ろになっていた気がするが……一応記事にはしたんだな。
天晴れ、記者魂。
「はい、というわけで皆さん。意見をお願いします」
「いや何がよ」
紅魔館の中。食卓の間にて、レミリアが怪訝な顔で尋ねてきた。
因みに、この場にはレミリア、フラン、パチュリー、咲夜が集っている。
俺が全員を集めた……わけではなく、昼時を狙って駆けつけてきたのだ。
理由はある。
「それがですね。先程、魔理沙さんが此方まで来られて、レミリアお嬢様に伝言を、と」
そう、俺が自室で休んでいると、そこに魔理沙がやってきて伝言を伝えてきた。
なぜ窓ガラスを突き破って入ってきたのか、というか門番は何をやっているんだ、と様々な疑問は生まれたが、とりあえず了承しておいた。
内容は……
「『異変解決後の定番、宴会があるみたいだから、首謀者の紅魔館の奴等も来るといいぜ!拒否権は無い!!』……らしいです」
まずその言葉に、少し眉を潜めたレミリア。
次に、あからさまに面倒だという表情を見せたパチュリー。
次に、即座に眼を輝かせたフラン。
次に、完全無表情の咲夜。
フラン以外の全員、『別に嫌ではないが……』という、少し複雑そうな表情になっている。
まあ無理もないか。異変を起こして10日しか経ってないのに、そこで今度は皆の前で酒を飲み合うなんて……おぉ、俺も行きたくなくなってきた。
よし、ここは……
「やっぱ無理に行く必要は無いですよね。私から断って……」
「えー……フラン行きたーい!」
「行きましょうお嬢様。何でしたら俺とフラン様だけでも……」
「とりあえず落ち着きなさい。なんなの?貴方のそのフラン限定の忠誠心の高さ」
レミリアは立ち上がったフランに座るように指示すると、少し考え込むようなポーズを取った。
何を考えているのか……いや、宴会に行くか行かないか、だろうけど。
「……断ってもいいんだけどねぇ……異変首謀者である私達が行かなかったら、まるで逃げたみたいになるし……」
少し考え込んだ後、レミリアは深いため息を付いた。
「……しょうがないわね、行きましょ。逃げたと思われるのも釈だし」
その言葉にフランは飛び上がった。文字通りに。
でも俺は行きたくねェ……。
理由?今朝に鴉天狗が不幸を配りにいかなけれ
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