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ハイスクールD×D大和の不死鳥
19会議
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その日の夕方イリナ達とファミレスで落ち合い木場の過去を話しイリナ達の話を聞かせた

「・・・話は分かったよ。正直言うと、エクスカリバー使いに協力できるなんてね」

木場は嘆息しながらコーヒーに口をつけた

「随分な言い様だね。そちらが『はぐれ』だったら、問答無用で斬り捨てているところだ」

共同戦線前なのに一触即発の空気になってしまうが、

「やはり、"聖剣計画"の事で恨みを持っているのね?エクスカリバーと教会に・・・」

「当然だよ」

「でもね、木場くん。あの計画のおかげで聖剣使いの研究は飛躍的に伸びたわ。
 だからこそ、私やゼノヴィアみたいに聖剣と呼応出来る使い手が誕生したの。」

「だからと言って、計画失敗と断じて被験者のほぼ全員を始末するのが許されると思っているのか?」

木場はイリナに憎悪の眼差しを向ける。
神に仕える信徒が非道過ぎる"聖剣計画"にイリナが反応に困るのも無理なかった。

「その事件は、私達の間でも最大級に嫌悪されたものだ。
 処分を決定した当時の責任者は信仰に問題があるとされて異端の烙印を押された。
 今では堕天使側の住人だ。」

「堕天使側に?その者の名は?」

「バルパー・ガリレイ。"皆殺しの大司教"と呼ばれた男だ」

仇敵の名前を聞いた木場の目に決意みたいな物が生まれた
聖剣計画の当事者、目標が分かっただけでも、木場にとっては大きな前進である

「僕も情報を提供した方が良いようだね。
 先日、エクスカリバーを持った者に襲撃されて、その際、神父を1人殺害していたよ。
 やられたのはそちらの者だろうね・・・」

まさか、木場が先に接触をしていたとは。

「フリード・セルゼン、この名に覚えは?」

確か、アーシアの件で完全に敵対している白髪神父だ。
あの時に殺るべきだった

「フリード・セルゼン、元ヴァチカン法王庁直属のエクソシスト。
 13歳でエクソシストとなった天才で悪魔や魔獣を次々と滅していく功績は大きかったわ」

イリナがフリードの経歴を言うと、ゼノヴィアが続けて言う。

「だが奴はあまりにやり過ぎた。同胞すらも手にかけたのだからね。
 フリードには信仰心なんてものは最初から無かった。
 あったのはバケモノへの敵対意識と殺意、そして、異常なまでの戦闘執着。
 異端にかけられるのも時間の問題だった」

確かに、悪魔どころか人間や天使までも殺害してしまいそうな狂気神父。
悪魔等を異常なまでに殺すと言う執着心が見られる。
あの男は悪鬼羅刹か、バーサーカーそのものという感じだ

「フリードは奪った聖剣を使って同胞を手にかけていたのか。
 あの時、処理班が始末できなかったツケが私達が払うとはな・・・」

忌々しそ
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