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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0910話
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ては、転移技術……いや、転移魔法だろうが、とにかく転移系の技術的な蓄積は欲しいところだし」

 そう呟きながらチラリと視線をレモンに向けるが、その本人は小さく肩を竦めて口を開く。

「確かにそれも重要だけど、やるべき事がちょっと多すぎるわね。……そうなると言語関係のデータに関しては技術班の中にいる面子に任せて、私はその門の方を調べるべきかしら?」
「……その辺は悪いが、言語の方を最優先で頼む。向こうに攻め込むにしても、あるいは向こうの情報を捕虜から得るにしても、言語関係が最重要なのは変わらないからな」
「そう。……じゃあ、そうした方がいいかもしれないわね」

 何かを考えつつそう呟くレモンに頷き、次の議題に移る。

「で、向こうに対する逆侵攻だが……さっきもレオンが言ったが、他の世界からも受け入れるかどうかだが……」
「受け入れざるを得ないでしょうね」

 素早く言葉を返したのはエザリア。
 そのまま周囲の視線を向けられているのを理解しつつ説明を続ける。

「各世界にしても、今回の件は非常に神経質になっているわ。寧ろ怒り狂っていると言ってもいい。その中で、後は私達だけで事を済ませるから手を出すなと言えば……勿論表立っての不満は上げないでしょうけど、後日色々と面倒な事になるのは確実よ。外交やら内政やらを担当する立場の者としては、そんな不安定な状態にはしたくないわ。それならいっそ受け入れるのがベストよ」
「そうですね。私としてもエザリアの意見に賛成します」

 エザリアの言葉にレオンが賛成し、その件は正式に決まる。

「ただ、条件を付けさせて貰う」
「条件、ですか? この場合無理に条件を付けるのは危険だと思うのですが」

 俺の条件を付けるという言葉にそう返してくるレオンだが、それに対しては首を横に振る。

「この件は絶対に必要な条件だからな。……安心しろ、別にそこまで問題になる事じゃない。具体的に言えば、高さ10m以上……あの門より高い兵器の持ち込みは禁止するって事だ」

 その言葉に、皆が納得の表情を浮かべる。
 例えばKMFは高さ10m以下の物が殆どだし、VFにしてもファイター、ガウォークなら問題ないだろう。ネギま世界の主戦力でもある魔法使いは言うに及ばずだ。
 だが、SEED世界のMSは高さ15m以上だ。
 ……まぁ、MS運搬用トレーラーとかを使えばその辺は問題ないだろうが。
 最終的には俺の空間倉庫を使えばその辺は解決するだろうが、俺が向こうの世界だけに集中出来る訳でもない。そうなると、どこそこの世界では空間倉庫を使ってその辺を解決したのに、自分の世界は……みたいな事にもなりかねない。
 ならいっそ、自分達だけで解決出来るのなら俺は手を出さない方がいいだろう。
 ……シャドウミラー以外
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