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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0910話
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それに同意する。
 ただし、その笑みは決して友好的なものではない。獲物を見つけた猛禽の如き笑みだ。
 そんな2人の言葉に俺も同意し、レモンへと視線を向ける。

「それは確実にやらせてもらう。だが降伏勧告をするにしても、向こうの言葉が分からないとどうにもならない。……レモン、悪いが捕虜を何人か連れて言語解析をして、翻訳機の作成を頼む」
「ええ、この会議が終わったら早速取り掛かるわ。ちなみに言語解析をするのは人間でいいのよね? あのゴブリンとかオークみたいなのじゃなくて」
「ああ。ああして軍隊として攻めて来た以上、何らかの意思疎通の方法があるのは間違いないが、今必要なのは人間の方の言語だ。それとこの中でも奴等と戦った奴は俺達と違う魔法体系の魔法を見た者もいると思う」

 その言葉に、会議室にいる者達が多かれ少なかれ頷く。
 予想通り向こうにも魔法使いはそれなりにいると見ていいだろう。

「その魔法体系に関しても、出来れば調査を頼む。こっちに関してはエヴァにも助力を頼んで欲しい」
「そう、ね。分かったわ。ただ、優先順位は言語の方でいいのよね?」
「そうだ。意思疎通が出来なければ、向こうの責任者に謝罪と懇願の言葉に、絶望の悲嘆の嘆きを口にさせる事も出来ないからな」

 そう、俺達の本拠地でもあるホワイトスターに土足で入って来た礼はきちんとして貰わなければ。

「その事ですが……」

 そう口にしたのはレオン。
 以前はマクロス世界での件もあってシャドウミラーのメンバーに色々と疑い深い目で見られる事も多かったレオンだが、マブラヴ世界で多数の交渉をこなしてきた実績から、今ではそれなりに受けいれられている。
 勿論、マクロス世界での交渉はエザリアに任せているが。

「各世界から、向こうの世界に侵攻を掛ける時には自分達も勢力を派遣したいとの要望が来ています」
「……だろうな」

 ポツリと呟いたのはスレイ。
 その声が響き渡り、視線が集まっている中で言葉を続ける。

「確かに私達も本拠地であるホワイトスターに奴等の奇襲を食らった。だが、交流区画を主に利用していた者達は基本的には他の世界からゲートでやってきた者達だろう? である以上、他の世界の者達にしても今回の件は大きな被害を受けたと言える。……いや、実質的な被害という面では私達よりも大きいかもしれないな」

 まぁ、100人以上の死者や行方不明者が出ているのだから、それは事実だろう。
 こちらとしても交流区画の建物が多数破壊されているのは事実だが、その辺に関しては別の場所に交流区画を設ければいい話だし、修繕に関しても量産型Wやメギロート、イルメヤ辺りを使えばそう難しい話ではない。
 建物の瓦礫はキブツを使えば、ゴミにもならないでリサイクル出来るしな。
 そ
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