第十四話 斎藤中尉!!サッカーも書いてみた!!その八
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「絶対にな」
「本当に卑しい行為ですからね」
「悪事の中でも」
「人間とし本当に恥知らずな」
「最低の行為ですからね」
「だから私もしないのだ」
悪田部は極悪人であるが品性下劣ではない、こうしたことをする輩は品性下劣だからだ。しかし彼は下劣ではないのだ。
「人によって謀略も違う」
「手段を選ばない奴もいますが」
「悪田部さんはですね」
「慰安婦みたいなことはあしない」
「そうなんですね」
「他者を貶めたければその下半身を狙え」
こうも言った悪田部だった。
「そうすれば嘘でもその者の評判は落ちる」
「それはどうしてなんですか?」
「嘘でも評判が落ちるんですか?」
「印象として残るからだ」
イメージ、それでだ。
「嘘でも一旦貼り付いた印象は残る、だからだ」
「嘘でもいいんですか」
「相手を貶めるには」
「下半身を攻めることが効果がある。だが」
それでもとだ、こうも言った悪田部だった。
「こうしたことは最低下劣な行為だからだ、行う輩はだ」
「信用出来ないですよね」
「もう絶対に」
「絶対に信用ではならないし友人に持ってはならないし近寄ってもならない」
つまり一切関わるべきではないというのだ。
「こうしたことをする輩は誰に対してもどんな卑しいことをするからな」
「そこまで卑しい奴でないとしないこと」
「そういうことですね」
「そうだ、だからだ」
そうした輩は、というのだ。
「近寄ってはいけない」
「関わるな、ですね」
「何があろうとも」
「だから日帝衆も全員成敗したのだ」
斬首、それに処したというのだ。
「そうした連中をな」
「実際に碌でもないことばかりしてましたしね」
「靖国だの何だのって」
「自分達が生き残る為にどんな言い掛かりも出してきて」
「嘘を吹聴してましたね」
「恥を恥を思わなくなった時が一番怖い」
まさにその時こそが、とだ。悪田部は言った。
「最悪の腐敗がはじまるのだ」
「その連中こそですね」
「まさに恥を恥と思わなくなった」
「そうした連中だったんですね」
「まさに」
「そうだ、実際に最も恐ろしい腐敗の中にあった」
そうした連中こそがというのだ。
「我が国のマスメディア、学者達こそな」
「何かマスコミは常に真実を言うとか」
「学者の言うことならっていいますけれど」
「そうでもないんですね」
「おかしな奴もいるんですね」
「そうだ、どの世界でもおかしな輩はいる」
悪田部は二人に強い声で告げた。
「マスコミ関係者や学者の中にもな」
「いて、ですね」
「そしてなんですね」
「戦後日本を蝕んでいたのだ」
「それでその腐敗がですね」
「日帝衆に成敗されて」
その結果だったのだ、彼等もまた。
「日本はよく
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