第八十九話 渋谷とはなんぞや?
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「パンプキン味のアイスさ、何なら買うかい?今ならサービスしてやるよ」
ルカ「じゃあそれ下さい」
ルカはパンプキン味のアイスを半額で購入し、スバル達の元に向かう。
スバル「お帰りルカ兄!!」
ルカ「はい。」
ギンガ「それ、何のアイス?」
ルカ「パンプキン味のアイス。おじさんが半額で売ってくれたんですよ。ほら、パンプモンとゴツモンもどうぞ」
パンプモン[うわお!!オイラ、カボチャ大好きだぜ!!]
フレイモン[だろうな]
ルカはリンディから買って貰った財布が大分軽くなったことに何か虚しさのような物を感じた。
もうどうにでもなれと自棄になりかけているのはご愛嬌。
出会ってしまったのが運の尽きだった。
コンビニでお菓子を万引きしたり、地下鉄に飛び乗ろうとしたり、タクシー乗っ取ろうとしたり、カップルの邪魔をしたり、マンホールや用水路の蓋をひっくり返したり、看板に落書きをしまくったり。
クラナガンでやりたい放題していた2体を追いかけて、気付けばクラナガンのアイスクリーム屋がある場所にまで来てしまっていた。
アイスクリーム屋で平然と食い逃げをしようとしたパンプモン達が放っておけなくて、声を掛けたのが、そもそもの間違いだったことになる。
ようやくパンプモン達は悪戯を辞めた。
その時に言った上から目線の勘違い発言にフレイモンが暗黒進化しそうなぐらい殺気立っていたのは言うまでもない。
ちなみにパンプモン達が万引きしたお菓子の代金は何故かルカが払うことになってしまった。
ルカはミッドチルダに来て数日で金欠状態寸前になってしまった。
全員が大食漢なので、アイスをペロリと食べきった。
ルカ達は誰もいない路地裏に辿り着くとパンプモン達に尋ねる。
ルカ「それでどうします?僕達と戦いますか?」
パンプモン[あ〜…]
スバル「どうしたの?」
頭を掻いて唸るパンプモンにスバルが尋ねる。
パンプモン[オイラ達は楽しけりゃそれでいいんだ。ストラビモンの誘いに乗ったのもこっちの世界で遊びたかっただけだしなー]
ゴツモン[そうそう、オイラ達はバトルよりカーニバルが好きだし、ヴァンデモン様にやれって言われたことはやるけどさ]
パンプモン[オイラ達は楽しいことにいつだって夢中なんだ。バトルするよりカーニバルだろ。遊びの誘いなら大歓迎だぜ。兄ちゃん達のこと気に入ったし]
自由奔放なぶっちゃけぶりである。
どういう基準でパンプモンとゴツモンがヴァンデモンのお眼鏡にかなったのか、よく分からないとルカは思わず笑ってしまう。
どうやらスカウトするデジモンに、判断基準や勧誘方法が丸投げされているようだ。
ストラビモンは性格云々より実力を重視するらしく元々スカウトしたのは完全体でそれなりの実
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