第2章
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の話が本当なら、本人に何かしら連絡やそういう書類があるはずですが?」
俺の言葉に、男は黙っている。そして、懐から武器を取り出した。しかし、俺がはいち早く刀を取り出して茉莉香を守る。
「グアッ!!」
飛翔「弱っ!そんなんで、よく連れ去ろうとしたな」
「クソッ!」
飛翔「さて、誰がこんな事をしたんだ?」
俺は刀を突きつけながら聞く。すると、店にいた連中が銃を撃ち始めた。
飛翔「マズイ!逃げるぞ!!」
茉莉香「えっ?ええっ!?」
俺は茉莉香の手を握って、裏口から逃げ出す。
「こっちよ!!」
すると、裏口から出た時に黒い制服を着た女性がいた。
飛翔「茉莉香!アイツについていけ!!」
茉莉香「飛翔君は!?」
飛翔「俺は、中の連中を片付ける!!」
そして俺は、ロベルタに連絡をいれて、茉莉香達を護るよう伝える。俺が店に戻ると、既に倒された後だった。
飛翔「何が起きたんだ!?」
「『何が起きたんだ』じゃないわよ」
「そうですね。一人で行くのは無謀ですよ」
飛翔「クレア!?それにチェキータも!?」
そこにいたのは、俺の船員であるクレアとチェキータであった。
飛翔「何でここにいるんだ?」
チェキータ「当然でしょ?船長を護るのも私達の役目よ」
クレア「もっとも、船長には必要ないかも知れませんけどね」
そんな話をしてると、一人の女性が話し掛けてきた。
「ちょっといいかしら?」
クレア「はい。何でしょうか?」
「そちらの船長と言われている貴方と話したいのよ」
飛翔「ん?」
振り向くと、白衣に身を包んだ女性が立っていた。
飛翔「俺に何か用ですか?」
「ええ。お互い自己紹介しましょう。私はミーサよ」
飛翔「有里飛翔です」
ミーサ「よろしく♪ところで、貴方は何者なの?」
飛翔「何者・・・とは?」
ミーサと言われる女性は、俺から視線を外さない。
ミーサ「見たところ、茉莉香と年齢は代わらない貴方が、あそこまで強いのにも驚いたけど、後ろ二人の女性の強さ。そして、先程の知り合いから連絡があったけど、ロベルタと言うメイドが茉莉香を護ってたそうよ。あれも貴方の知り合い?」
飛翔「ええ。ウチのメイトですが?」
ミーサ「なるほど。そして極めつけは、船長という言葉。何処の船なの?」
飛翔「・・・・・・」
俺はどう答えたらいいか考える。すると、チェキータが言う。
チェキータ「悪いけど、それは教えれないわ」
ミーサ「何故かしら?」
チェキータ「見ず知らずの奴に、教える必要はないわ」
クレア「そうですね。ですが、私達は貴方達と敵対するつもりはありません」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ