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伝説の船乗り
第2章
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マミ「私も同じく♪」

飛翔「別にいいけどさ」

俺は、未だグッタリしながら答える。

茉莉香「ところで、飛翔君って部活に入るの?」

飛翔「それもさっきから言われたよ。色んなとこからの勧誘を」

茉莉香「確かにね〜。ただでさえ男子生徒は珍しいしね」

マミ「差し詰、客寄せパンダみたいだね」

飛翔「ほっとけ!」

俺は、少し声を張り上げながら言う。

茉莉香「私は、ヨット部に入ってるんだ。もし興味あれば見学に来てよ」

飛翔「いずれな」

そしてチャイムがなり、二人は自分の席に戻っていった。休み時間になる度に、他のクラスからも生徒が来たが、何とか乗りきり放課後になる。

飛翔「やっと放課後か。さて、どうするかな」

俺はどうするか考えてると、遠藤がやって来た。

飛翔「どうした遠藤?」

マミ「マミだって。飛翔君今から時間ある?」

飛翔「あるけど?デートのお誘いか」

マミ「ち、違うよ///私が働いてる《ランプ館》に茉莉香も働いてるから、来てみない?」

飛翔「部活もしててバイトもしてるのか。頑張り屋だな」

マミ「でしょ〜♪」

飛翔「茉莉香がだよ」

俺は、直ぐに訂正しておく。

飛翔「けど、暇だし別にいいぞ」

マミ「なら決まり♪」

こうして、俺は遠藤と一緒に二人がバイトしてる《ランプ館》にやって来た。

茉莉香「いらっしゃいませ♪って飛翔君!?」

飛翔「ここが、お前らがバイトしてる所か」

マミ「私が連れてきました♪」

敬礼をしながら言う遠藤であった。

飛翔「いい雰囲気だな。けど・・・客層が随分と濃いな」

周りを見ると、サングラスを掛けてる連中や、サイボーグっぽい連中。しかも全員黒服だ。

茉莉香「あはは・・・何時もはこんなんじゃないんだけどね」

マミ「皆茉莉香の知り合い?」

茉莉香「んなわけないじゃん!」

飛翔「取り合えず、コーヒーとサンドイッチをくれ」

茉莉香「かしこまりました」

茉莉香と遠藤は、カウンター裏に引っ込んでいく。そして、注文の品を持ってきてくれた。

茉莉香「お待たせしました」

飛翔「どうも」

俺はサンドイッチを食べ、コーヒーを飲んで一息つく。すると、店の扉が開く音が聞こえた。入ってきたのは、一人の男だった。

「加藤茉莉香さんですね?」

茉莉香「はい」

「私は、新奥浜空港の者です。管制官の加藤梨理香さん、貴方のお母様から緊急保護の要請がありました。中継ステーションで問題が。詳しくは車内でお話しします」

男は、茉莉香を連れて出ていこうとするが、俺がそれを止める。

「・・・何か?」

飛翔「少しいいですか?先程
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